明日香・幻想の殺人 (徳間文庫 に 1-77 十津川警部シリーズ)

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  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198923228

感想・レビュー・書評

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  • 歴史系十津川警部。
    いつも以上に歴史寄りだが、
    今回の聖徳太子、蘇我氏に対する仮説は普通に読める。
    他の作品だとぶっ飛んだ設定が多い気がする。

  •  微妙に宗教カラーのする作品。
     でも、別にそんなにダメというわけではなかったんですけどね。

     んっとね。
     それよりも、何か今回、十津川警部にちょびっと幻滅した気がする。
     自分が責めたことで犯人じゃない人間がひとり死んじゃったのに、あんまりそれに対して罪の意識を感じたりしてなかったところが嫌なんだけど……。
     やっぱり、そんなにあっさりでいいの? ってちょっと思うよ。

     まぁ、警察内部の人間はそんなこと一つ一つの細かいことにはかかわってられないんだろうけどな……( -_-)フッ
     とか、竅った見方をしてしまうよ。

     本当はこんなんじゃないといいと思う。

  • 奈良県明日香村を舞台にしたトラベルミステリー。奈良県明日香村・高松塚古墳の傍で、古代貴人の衣装を纏った絞殺死体が発見された。被害者は東京で料理店を経営する資産家の小池恵之介と判明。しかも彼の口座からは三十億円が引き出されていたのだ。十津川と亀井が小池の秘書兼愛人早川亜矢子を訪ねるが、数日後、彼女も失踪し…その後、関係者と思われる人物が殺されていく…。憧れの明日香で死にたいと願う資産家巻き込まれた事件、作品の主人公十津川警部の名づけ元となる奈良県十津川村に原点、奈良・明日香村の情景がよく描かれている。

  • 愛する男が白い飛鳥の装束姿で見つかった。
    飛鳥の幻想は愛した女の手で現実になっていく

  • 日本史のお勉強によい。
    聖徳太子、蘇我氏など飛鳥時代の歴史を
    従来の説だけにとどまらず、
    創造的に展開する話がある。

    東京で行方不明になった人の事件から,
    十津川警部が活躍する。

    聖徳太子に扮して、会合に出るところがすごい。
    警察の枠を超える。

  • 推理小説としてはいまいちだが歴史小説としてはおもしろい仮説をしてくれる?それが真実と思ってしまうくらい信憑性がある???

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著者プロフィール

一九三〇(昭和五)年、東京生れ。鉄道ミステリ、トラベルミステリの立役者で、二〇二二年に亡くなるまで六〇〇冊以上の書籍が刊行されている。オール讀物推理小説新人賞、江戸川乱歩賞、日本推理作家協会賞など、数多くの賞を受賞。

「2022年 『十津川警部と七枚の切符』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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