中国五千年性の文化史 (徳間文庫 き 19-1)

  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198923471

感想・レビュー・書評

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  • 2005年(底本2000年)刊行。

     タイトルどおりで、具体的には、保精と巨陽への憧憬、要求される貞操レベルなどの思想面、秘具や媚薬、下着等の道具。媚術や纏足、観相術、花柳界、尼僧等の文化面。
     さらには宦官、面首、後宮女性の暗闘などの政治面等々が叙述される。
     性の奥深さは日中間で変わることはなく、他方、社会的な意味で貞操を強調しておきながら、同時に、濃厚で深遠、かつ人を惑悶させる性が存在している様が、性の持つ二面性、影と日向の両面を感じさせる。そういう書だろう。

     とはいえ、纏足と宦官の持つ中国性文化の特異性は早期しないわけにはいくまい。

  • けっこう下品な語り口(翻訳?)ですが、情報としては幅広くつまみ食いでそこそこ面白いです。(マニアックな趣向、同性愛、小道具など)解説は物足りないですが、著者が現地国籍なので、思いも寄らない価値観がのぞいて感心するものもありました。羞恥のポイントとか性的趣向の国民性なんか外側から見ててもわからないですしね。

  • 中国の性はすごい。性文化は閉鎖的なのに内情はすごく奔放。
    エロ道具とか、エロの言葉とか色々掲載されているので勉強になりました。
    日本人はエロは「視覚」、中国人のエロは「言葉や文字」、らしいです。納得。
    エロの一個一個に色々な名前が付いているのが面白い。
    ホモの記述も多くて大いに参考になりました。
    ただ時代が比較的新しく、漢時代はやや少なめ…というのが難点か。

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