頼山陽 下 (徳間文庫)

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  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (535ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198934361

感想・レビュー・書評

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  • 長編歴史小説にしばしば(司馬司馬)挫折する私には珍しく、最後まで飽きずに読めた。資料を渉猟したと思うが、作中の蘊蓄は最小限にとどめてくれていて、大変助かる。論文のような歴史小説が多い中、本来小説とはこういうものだと思う。早すぎた近代人として頼山陽を捉え、生活者としての視点からその事跡をたどるのは安易であるが、それゆえ分かりやすく、読みやすい。歴史小説としては、藤子漫画の少し不思議SFのような位置づけの小説なのかもしれない。

  • 下巻では、20年来の念願であった『日本外史』がついに完成し、松平定信のお墨付きも得て、いよいよ功成り名を遂げた山陽が、惜しまれながら病に倒れるまでを描いています。

    最後まで『日本外史』に手を入れつづけようとする山陽の気迫が心を打ちます。

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