スクランブル バイパーゼロの女 (徳間文庫)

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (595ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198936778

作品紹介・あらすじ

自衛隊機F2が超低空飛行を続ける。海面から六メールの高度だ。危険すぎる。しかも血しぶきを浴び、機体全体に羽毛が張り付いている。鳥の群れに突っ込んだのか!?イーグルに乗った風谷修の警告も伝わらない。無線も壊れたのか!?自力で小松基地にスポット・インしたF2から現れたのは幼さを残した女性パイロット割鞘忍-。中国の海賊船阻止に出動する若き自衛官の物語開幕。

感想・レビュー・書評

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  • 夏見氏の作品は、リチャード・ハーマンとトム・クランシーと福井敏晴を足して3で割ったようなと表現するとわかりやすいと思う。文句なしのエンターテイメントであり、そのスピード感にぐいぐい引き込まれる。しかも、通奏低音のように根底にあるのは、福井氏の作品にある平和ボケの日本に対する警鐘だが、あくまでもエンターテイメントの領域を堅持しており、重くない。新しいタイプの日本作家である。また、あくまでも負けない主人公はアメリカ的であり、ヒロイズム的にも日本にないタイプである。

    今回の作品では、海上20フィートの超低空から小松に接近する国籍不明機を黒羽が見つけるところから、小松で行われる戦技競技会でのF2とF15との合同オペレーション、そこから一気に尖閣を舞台とした実戦まで息もつかせず一気に話が展開する。いずれも活躍するのは女性の登場人物であり、今回、割鞘3尉が黒羽3尉と同様の凄腕パイロットとして男性を凌駕する。

    痛快。

  • 新キャラ登場。表題のバイパーゼロってF2のことだったんだ。
    鏡黒羽がルイズにそっくりとはね。でれたところはないような気もするがやきもちは焼いてるか…
    海賊退治は忍の独壇場だったね。美砂生は買いかぶられてばかりだけど、胆は座っているから隊長向きではあるね。
    さて、必殺技は守られたんだろか(^^;

  • F2も登場。楽しいな〜

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著者プロフィール

1960年生まれの現役パイロット。その航空戦の描写のリアルさは現役ならではのものがある。迫真の航空アクションには定評があり、ほかの著書に『チェイサー91』や天空の女王蜂』シリーズなど。

「2021年 『スクランブル 蒼穹の五輪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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