ゼロの血統: 南京の空中戦艦 (徳間文庫 な 20-16 The Blood of ZERO vol.)
- 徳間書店 (2014年4月4日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (691ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198938093
作品紹介・あらすじ
攻撃目標、蒋介石率いる国民党軍の本拠地・南京城。出撃、午前三時半。帝国海軍パイ
ロットの鏡龍之介に極秘命令が下った。荒天下、南京に向かう龍之介たちを待ち受けるは
アメリカ義勇軍の凄腕戦闘機乗り。さらに雲中には、ドイツ軍事顧問らが密かに用意した
決戦兵器が。激烈な空戦の末、南京城に迷い込んだ龍之介は、恐るべき謀略が進んでいる
ことを知る。そしてあの少女との再会が…!? 書下し航空活劇!
感想・レビュー・書評
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次も楽しみ。
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鏡龍之介の冒険譚の第3章。シェンノート大佐率いる中国国民党傭兵飛行隊との激しい空戦の末、3機の敵機を討ち果たしたもののジェンノートとの壮絶な一騎打ちの末シェンノートを不時着させるものの自らも帰途中に不時着を強いられる。その後、国民党操縦士に紛れて兵員回収のトラックに忍び込んだまではよかったが、身元が割れ捕らわれの身となって南京城内に連行される。しかし、隙だらけの国民党兵士から脱走を果たし、南京市中で大活劇が繰り広げられる。第1章で登場したソビエトコミンテルの瑛美はレイミと名を変え、蒋介石夫人のボディガードとして再会を果たし、冷酷無慈悲の蒋介石に反旗を翻したシェンノートとともにドイツの輸送機を強奪し上海の日本軍基地に帰還する。最後は、零戦の試作機12試戦が登場し、華を添える。バンダグリエルと言う飛行船やプロペラ戦闘機の名機が登場し、宮崎駿の世界のような味わいがある。
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スクランブルシリーズにつながるこのシリーズは、
時代の流れも感じさせてくれ、とても読み応えのある
作品だと思います。
早く続きが読みたいです!