【コミック版】荒野に獣 慟哭す 1 (徳間文庫)

著者 :
  • 徳間書店
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本棚登録 : 41
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (530ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198938277

作品紹介・あらすじ

進化する人間兵器! 記憶を失った御門周平は、自分を取り戻すため、戦いの荒野へ向かう! 夢枕獏原作のスーパー伝奇アクションを伊藤勢がコミック化。講談社マガジンZコミックス版(既刊九巻)三巻本に再編集し、新作(web本とも)を四巻目と五巻目に二分冊。全五巻とし、原作小説と同時に連続刊行スタート! 原作小説(初の文庫化)とともにファン待望の書!

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ全巻読みました。
    最初はちょっと古さを感じて読み辛かったですが、慣れるとそうでもなかったです。絵は描き込みがすごくて重厚感があって、エキゾチックな独特の世界観にぴったりでした。
    もともと原作の方の書かれるお話が好きで、その延長で手に取ったのですが、予想よりはるかに良かったです。好きな漫画です。

  • コミック

  • シリーズ通して読破。
    原作を知らないので、マンガのみの感想。

    途中からいきなり世界広がった!?と2部構成。
    厳しい人は厳しいツッコミをするかもしれないが、少年マンガの暑苦しい感じが好きで、ハードボイルドが好きな物には、もう一気読みしかないスピード感。

    相変わらずこのお人のマンガはいい筋肉だ。というか女性がセクシーすぎる。

    グローバルさはなんかモンコレマンガを思い出させましたな。

  • 端的に、内容を説明してください、そんな条件付きなら、とりあえず、私は「とことん、咽そうになるほど雄くさい」と言う
    絵柄も、ストーリーも、キャラの個性もともかく、濃くて、そう簡単には記憶から消えない
    夢枕獏先生の原作の良さを、伊藤勢先生が損なわないどころか、逆に細部まで引き出し、磨き込んでいる
    『木偶 BLOCK HEAD』の小池一夫×岡田芽武に匹敵する、最高タッグ
    ともかく、両先生の人生経験の濃密さがハッキリ出ていて、原作ありの漫画としてレベルが高い
    みなぎ得一先生の作品に匹敵する腕力があるも、そちらはどちらかと言えば、襟首を掴んで技じゃなく単純なパワーで投げる類であるが、この『荒野に獣慟哭す』は全力でぶつかってきて、なおかつ、電車道よろしく、真っ直ぐに作品内に読み手を力づくで押し込もうとする感じ
    また、バランスがいいってのも魅力
    バトル、人間ドラマ、コミカル、ラブ、シリアス、ドタバタギャグ、スプラッタ、が凝縮されているのに、それぞれが必要以上に自己アピールをしておらず、巧く混ざり合っている
    ホント、「エグい」の一言で纏められちゃう青年漫画だが、血も痛みも死も大丈夫なら、読んでみて欲しい
    人間でいようとする人間と、人間を止めて化け物になった人間には、大した違いなどありはしない、とよく判る

  • 原作の文庫化と同時にコミックも文庫化。原作を読む前にコミックを読んでみた。恐らく原作には描かれていないだろうと思われるギャグが少々ウザい。内容は石川賢の『魔獣戦線』のようなストーリー。伊藤勢が描く、軍用生体兵器・独覚兵は迫力があり、視覚的な効果もなかなかだが、文字が多過ぎてストーリーが頭に入らない。原作にも夢枕獏自身が登場するのだろうか。

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著者プロフィール

1951年、神奈川県出身。第10回日本SF大賞、第21回星雲賞(日本長編部門)、第11回柴田錬三郎賞、第46回吉川英治賞など格調高い文芸賞を多数受賞。主な著作として『陰陽師』『闇狩り師』『餓狼伝』などのシリーズがあり、圧倒的人気を博す。

「2016年 『陰陽師―瀧夜叉姫― ⑧』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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