禁裏付雅帳(2)戸惑 (徳間文庫)

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198940881

作品紹介・あらすじ

公家を監察する禁裏付として急遽、京に赴任した東城鷹矢。将軍家斉の父治済の大御所号勅許を得るため朝廷の弱みを探れ――。それが老中松平定信から課せられた密命だった。一方で今上帝は父典仁親王の太上天皇号を求める内意を幕府に示していた。定信の狙いを見破った二条治孝は鷹矢を取り込み、今上帝の意のままに幕府を操ろうとたくらむ。朝幕の狭間で立ちすくむ鷹矢。巧妙な罠が忍び寄る。

感想・レビュー・書評

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  • 第二弾
    禁裏付として朝廷の弱みを探るという密命を受け京へ
    公卿の二条は女の罠を

  • 三角関係になるの?

  • 2016.10.31.

  • 松平定信によって禁裏付とされた東城鷹矢。しかし慣れぬ役職に土地。しかも相手は海千山千の貴族たち。一筋縄ではいかぬ相手に四苦八苦。協力してくれるのは変わり者の下級貴族の娘。さて生き残りそして職務をやり遂げられるのか。

  • 時代劇でも小説でも朝廷が主役になることはない
    抵抗勢力とも言い難い無力な相手なのに
    権威という表現できない重みを武器に
    老獪で分かりづらい戦いが繰り広げられる・・・

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著者プロフィール

上田秀人
一九五九年大阪府生まれ。大阪歯科大学卒。九七年小説CLUB新人賞佳作。二〇〇一年作家デビュー。歴史・時代小説を中心に活躍。主な文庫シリーズに「闕所物奉行 裏帳合」(中公文庫)、「禁裏付雅帳」(徳間文庫)、「聡四郎巡検譚」「惣目付臨検仕る」(光文社文庫)、「奥右筆秘帳」(講談社文庫)、「町奉行内与力奮闘記」(幻冬舎時代小説文庫)、「表御番医師診療禄」「高家表裏譚」(角川文庫)、「日雇い浪人生活録」(ハルキ文庫)、「辻番奮闘記」(集英社文庫)、「勘定侍 柳生真剣勝負」(小学館文庫)など。一〇年『孤闘 立花宗茂』(中央公論新社)で第十六回中山義秀文学賞を受賞。二二年「百万石の留守居役」
シリーズ(講談社文庫)で第七回吉川英治文庫賞を受賞。『翻弄 盛親と秀忠』(中公文庫)など著書多数。

「2023年 『夢幻(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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