上野の仔 (徳間文庫 み 28-4)

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  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (452ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198943219

作品紹介・あらすじ

鞍馬民雄は東京大空襲で母親、弟と生き別れた。父親も戦争で行方知れずとなっており、奇跡的に残った自宅の防空壕でひとり、家族を待ち続けることを決意。しかし、民雄のもとには、家を奪おうとする孤児、人さらい、狡い大人などがいつしか集うようになり……。まだ幼い民雄は、戦争の爪痕が残る東京で生き残ることはできるのか。GHQが日本を占領する過酷な時代を描いた戦争孤児文学。

感想・レビュー・書評

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  • 三咲光郎『上野の仔』徳間文庫。

    ノガミノガキ。文庫書き下ろし。終戦直後の上野でひとり家族の帰りを待ち続ける鞍馬民雄の過酷な運命がテンポ良く描かれる。なかなか面白いが…哀しい…

    東京大空襲で母親、弟と生き別れた鞍馬民雄は奇跡的に残った自宅の防空壕で家族を待ち続ける。民雄の家を奪おうとする孤児、人さらい、小狡い大人たち。民雄は知恵と行動力で次々と襲い掛かる危機を乗り越えるが…

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著者プロフィール

三咲光郎(みさき・みつお)
1959年大阪生まれ。関西学院大学文学部卒業後、高校の教職に就くかたわら小説の執筆を開始。1993年に『大正暮色』で堺市自由都市文学賞、1998年に『大正四年の狙撃手』でオール讀物新人賞、2001年に『群蝶の空』で松本清張賞、2018年に『奥州ゆきを抄』(岸ノ里玉夫名義)で仙台短編文学賞を受賞。著書に『忘れ貝』(文藝春秋)、『砲台島』(早川書房)、『死の犬』(角川書店)、『蒼きテロルの翼』(祥伝社)、『上野(のがみ)の仔(がき)』(徳間文庫)など。

「2023年 『空襲の樹』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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