ワンショット ワンキル: 警視庁特捜官 (徳間文庫 ま 20-3)

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (442ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198944322

作品紹介・あらすじ

命令で犯人を射殺した機動隊狙撃手の清水。銃弾に斃れたのは、尊敬していた教官だった。人を殺めた重圧によるPTSDに苦しむ清水を見た、かつての相棒・刑事の梶原は、次は撃たせてはならないと固く誓う。が、ふたりをあざ笑うかのように、人質籠城事件が発生。清水が呼ばれるが、思いもよらぬ鉄壁の要塞に警察は突破口を見出せず…。清水は撃てるのか? 梶原は撃つ前に逮捕できるのか?

感想・レビュー・書評

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  • どうもこの本の前にもう一冊あるようで、「魔弾」が前日譚になるのでしょうか。順番に読みたかったけれど致し方なし。
    かなり警察を美化した刑事ドラマですが、昔は警察の腐敗よりは燃えたぎる熱い血潮に任せて突き進む熱血刑事ものが多かったですよね。そちらの系譜という気がします。
    妻を犯罪者に殺された過去を持つ粘りの刑事と、犯罪を犯した少年と、造反した上司を射殺した過去に精神を痛めつけられている天才狙撃手。この2人が葛藤を抱えながら事件解決に奔走するドラマです。
    目新しい事は何もありませんが、なんだかんだ言ってこういう話好きです。

  • シリーズ第2弾。犯人、その家族、刑事、狙撃手らの思いと行動が緊迫感をもって描かれている。解決シーンも単純でなく面白かった。

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著者プロフィール

1965年、福島県生まれ。福島大学経済学部卒業後、地元の銀行に勤務。’89年退行後、文筆活動に入る。92年、『エノラゲイ撃墜指令』(新潮社)が日本推理サスペンス大賞佳作となる。著作に、『摘出』『非常線』『核の柩』『刑事魂』(以上、講談社。『刑事魂』は文庫化にあたり、『警官魂』に改題)『導火線』『警視庁特捜官魔弾』(徳間書店)がある。

「2019年 『ワンショット ワンキル 警視庁特捜官』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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