警視庁浅草東署Strio (徳間文庫)

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198945091

作品紹介・あらすじ

警察小説の俊英・鈴峯紅也の新シリーズが起動!
警察・ヤクザ・政治家、三人の友人が集い悪を斬る!

浅草東署に配属されてきた新海悟。小規模署ながら、やり手が集うと言われる浅草東署だったが、出会う人々は一癖も二癖もある難物ばかり。ある日、竹馬の友であり、テキ屋を商う瀬川藤太から人を捜してくれないかとの連絡がはいる。新海は浅草東署のメンバーと、同じく旧友であり政治家秘書官でもある坂崎和馬に協力を求める。しかし事件はやがて、新海の予想を上回る大規模なものへと発展していく。三人の友が集うとき、正義が執行される!


鈴峯紅也(すずみね・こうや)
1964年千葉県生まれ。ライター20年ののち、2015年12月に「警視庁公安J」で警察小説の作家としてデビュー。他のシリーズに「警視庁組対特捜K」「警視庁監察官Q」がある。

感想・レビュー・書評

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  • 初めての鈴峯紅也さん作品。
    小中学生から友人の3人が大人になり、警察・ヤクザ・政治家と立場が全く異なっても変わらない関係性が面白い。
    面と向かって言葉には出さないけれど、昔の出来事に感謝を忘れずお互いを認め信頼しているのが所々に見えて友情の良さを感じたし、阿吽の呼吸みたいな会話が面白い。また、新海が所属する部署のメンバーも個性豊かでできる人たち。
    今回はヤクザ兼テキ屋の瀬川から人探しを頼まれた刑事:新海が、政治家秘書官の坂崎にも協力を仰ぎ3人それぞれが得意分野を活かして活躍。簡単な人探しかと思いきや次第に大きな事件に発展して悲しいこともあるけれど、複雑さはないのでサクサク読めた。

    続編でもこの3人がどのように登場して関わっていくのか楽しみ。

  • 初めて鈴峯紅也の小説を読みました。2019年10月の文庫本書き下ろし小説。この後11月、12月と続編が既に発刊されています。
    浅草東署の警部補で係長の刑事<新海悟>28才が主人公。中学の同級生でテキ屋の<瀬川藤太>の頼みで人探しをすることになり、小学校の同級生で政治家秘書官の<坂崎和馬>を引き込んで闇深い事件を解決する。
    事件そのものは日本ヤクザと中国マフィアに公安が絡んだよくある話しだが、ストーリーの展開はおもしろい。そして3人の関係が興味深い。
    中学時代人並外れたケンカ強さで大柄なテキ屋の息子の瀬川、勉強も出来たが柔道でも力をつけた正義感溢れる新海、いじめにあっていたが新海に助けられた政治家の息子の坂崎。
    当然今回の3人の絡みに期待が膨らんだが、期待したワクワク感を満たすほどの展開にはならなかった。そして新海が自前の報奨金で動かした部下の活躍や物分かりのいい署長も何かしら現実離れしていてちょっと違和感を感じた。
    それでも新海の人柄や能力に惹かれて事件解決ストーリーに引き込まれてしまう。続編で更にパワーアップした新海と瀬川と坂崎を是非見てみたい。

  • 新シリーズ。
    現代設定なのに古臭い。序は中学生の頃を振り返っているのにおじいさん的な話し方にうんざりしながら読み始めた。
    設定20代の立場の違う同級生3人の話なのにとにかく古臭くて入っていけない。
    浅草東署の班員設定はよいけど、楽しくなるまでテンポが悪い
    Kにつながる匂いが漏れすぎているのも辛い。
    Jシリーズの初めはあんなに面白いと思えたのに、この作者は自分には合わないみたい

  • 期待の新シリーズ。立場を超えたトリオが活躍するのは読んでいて爽快。アクション感が強いのでもう少し謎解き要素があるともっと良いのだが、キャラクター的にドンパチ系のシリーズになっていく予感。

  • 09月-07。3.0点。
    浅草東書の刑事と、同級生のテキ屋、議員の息子の3人の「S」が主人公。盗難車両からパーツをばらして売る半グレが、行方不明に。捜査すると大きな事件に。。

    軽く読める。刑事モノプラス友情モノ。次作も読むかな。

  • 主人公の刑事はJの小型版という印象。新シリーズであるが、設定、展開に真新しいとこはない。

  • 傍流の警察署、ヤクザ、公安などなど、割とありきたりな設定。アクションシーンも多めで、映像化しやすいかもしれない。主人公二人の裏にある友情も。ミステリー、サスペンスとしては特出するところはなし

  • 物語の途中で
    Jとか
    Kとか
    Qとか
    探したけど出てこなかった (´・ω・`)
    町中で小規模便利屋的な警察署にはくせ者が沢山
    幼馴染との腐れ縁から何気な調査が金鉱をあてる
    のんきで怠け者たちの大活躍で事件が暴かれる

  • JとかKとかQも出てくるかと思ってたらそうでは無かった。今一つの盛り上がり感。ちょっと残念。

  • ストーリーが荒い。
    最後の対決場面が雑だった。
    署長や署員のキャラクターがはっきりしない。
    もっと面白くなるはず。

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著者プロフィール

鈴峯紅也
一九六四年千葉県生まれ。ライター歴二〇年ののち、二〇一五年十二月に『警視庁公安J』で警察小説の作家としてデビューし、たちまち人気を博す。主なシリーズとして「警視庁公安J」シリーズ、「警視庁組対特捜K」シリーズ、「警視庁監察官Q」シリーズ、「警視庁浅草東署Strio」シリーズがある。近著は『警視庁公安J クリスタル・カノン』。

「2022年 『パーティーゲーム 警視庁組対特捜K』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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