- Amazon.co.jp ・本 (424ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198946333
作品紹介・あらすじ
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快楽殺人犯vs.心理捜査官
闇の深淵の向こうとこちらから
ガチで見つめ合う者同士の攻防
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このホトケはまるで陳列されているようだ…
抉られた性器をことさら晒すポーズ、
粘着テープ、頭部からの夥しい流血。
臨場した捜査一課に所属する
心理捜査官・吉村爽子は
プロファイリングを進める__。
警視庁に誕生した初めての
女性心理捜査官である吉村爽子。
自身も心に闇を抱えながら、
さらに奥深い闇に沈んでしまった
猟奇殺人犯の心の深淵を覗く。
犯人の了見になろうと、
時に傍目には奇矯に映る行動をとりながら、
真相に迫ろうとする。
女性であるがゆえに組織の中の
軋轢にさらされる爽子を、
その能力ゆえに高く評価する
上司・柳沢明日香ら、
理解を示してくれる同僚らの
協力のもと狂気の犯人を追い詰めて行く。
しかし、そんな爽子に思いもかけぬ危難が迫る!
感想・レビュー・書評
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黒崎視音『警視庁心理捜査官 上』徳間文庫。
新装版が刊行されたので約17年ぶりに再読。
警視庁捜査一課に初めて誕生した女性心理捜査官である吉村爽子と上司の柳沢明日香の物語はここから始まる。組織に於ける女性の地位が著しく低く、まだプロファイリングの技術が認知される前の時代。吉村爽子が男社会の警察組織の中で自らの信念を曲げずに姿を見せぬ恐るべき犯人に迫る。
被害者は女子短大生。下半身の着衣は乱れ、頭部から夥しい血を流した死体は意図的にポーズを取らされたかのようにうつ伏せに倒れていた。腹部には『ジャック・ナイト』の文字が……臨場した27歳の心理応用特別捜査官の吉村爽子は犯人のプロファイリングを進める。姿の見えぬ快楽殺人犯。そして、第2の殺人事件が……
本体価格720円
★★★★★詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズ第1作。対立する同僚や上層部を過剰に無能扱いにして主人公側を引き立たせる手法はいかがなものかと思うが、物語自体にそれを補える魅力がかろうじてあるので読めた。爽子の内面描写が丁寧なのと柳原の政治力学を読み切る能力と爽子を温かく見守りながら導く姿勢が好き。下巻に期待。
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#読了 #黒崎視音 #警視庁心理捜査官 #読書好きな人と繋がりたい
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マインドチェンバーを読んで、こちらの作品を読みました。
爽子さんが警視庁時代に扱った事件が描かれます。
組織捜査の中でも自分の分析結果を曲げずに捜査にあたる爽子さんの姿がカッコ良いと思いました。
下巻がどんな展開を迎えるか楽しみです。