- Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
- / ISBN・EAN: 9784199006876
感想・レビュー・書評
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★2.5。年下わんこも口悪なクールビューティも好きなんですが、これは受にも攻にもイラッとして萌えきれず。前半は攻のホモ否定の暴言にまずドン引きし、同じ口で受を好きだと言ってからの調子の良い変わり身にイラッとし、後半は受の見栄っ張りな言葉足らずと、攻が受を試す行為にイラッとし…。西脇と小貫がいなければそのまま別れてたんじゃ(汗)攻を傷付けてまで禁煙を隠す受の気持ちは理解出来なかった…。私が非喫煙者だからだろうか。西脇が一番イイ男だよ。勿体ない!
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無神経発言の後輩くんの発言がホントに無神経で、よく好きでいられたなという先輩でした。
後輩の実家での様子などほんわかした部分もあって、砂原先生の話のなかではおとなしい感じの話だったような。 -
雑誌で既読。
水名瀬センセのイラストで、ガテン系な設定。作業服萌え。
後輩大型わんこの浦木×ヘビースモーカーで口の悪いクールビューティーの名久井。王道中の王道で、年下ワンコ好きなら楽しく読めるストーリーです。
ただ、定番でありきたりすぎて肝心の砂原センセらしいカラーが埋没してしまっている気がしました。
他の作家さんの作品と言われても、素直に納得してしまいそう。
自分がゲイであることをひた隠して、いい先輩であろうと努力しているのに「ホモが嫌い」「胸がムカムカする」という、後輩の言葉に激しく傷ついている実は繊細な心の持ち主の名久井。キツイことを口にしますが、臆病でネガティブなんです。浦木はそんなつもりで言ってないのに、へんに誤解してしまうのは、浦木のことをずっと心密かに想っているから。
浦木はノーマルで、好きになっても無駄だと判っているので、名久井は先輩らしくふるまうよう努力しているのです。
そんな気持ちに気付かない浦木に恋の相談を持ちかけられて、本音では辛い思いをしているのですが。
名久井の恋心が切ないのですが、浦木が思ったより男前なわんこで救われます。ノーマルゆえの鈍さはあるものの可愛げもあるし、母性本能をくすぐられるところもあります。
どちらかと言うと、ふらふらぐるぐる危なっかしいのは名久井ですね。一見、先輩らしくクールで気丈に見えるのですが、タバコに頼らないと崩れてしまいそうな弱さを内包していてほっとけません。
そんな二人がセフレ?から恋人へと進展していく様子はごく自然で、心理面がきちんと描写されていてすんなり受け入れられました。
書き下ろしがプラスされて、雑誌掲載時よりはぐっと良くなったと思います。西脇がいい味出していて面白かった。もう少したくらみキャラでもよかったけど、浦木がさらに奮闘できたという功績は大きいです。
禁煙ネタも面白かったし印象的だったところです。
エロはやっぱり上手いなと思わせる描写力で、好みでした。