親友だけどキスしてみようか (キャラ文庫)

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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199009990

作品紹介・あらすじ

一度フラれた親友と、恋人になんてなれるわけない!?

ケガでプロの道を断たれるアスリートを
少しでも減らしたい――そんな想いで
理学療法士になった侑志(ゆうし)。四年目にして、
社会人サッカーチームの専属に大抜擢!! 
ところが、顔合わせに現れたマネージャーは、
高校時代の親友・清光(きよみつ)――
好きすぎるあまり勢いでキスして、
一方的に距離を置いた、初恋の相手だった。
気まずい侑志とは裏腹に、純粋に再会を喜ぶ清光は、
なぜか積極的に近づいてきて!?

感想・レビュー・書評

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  • この作家さん読むの2冊目。
    初読みだった「ヘタクソ王子~」は主人公を彩る小物があまりにも女子すぎて受け付けなかったけど、こっちは比較的抑え目でした。

    内容についてですが、
    作者さんもあとがきで書かれていましたが、高校時代がさらっと流されずにガッツリ描かれていたのが驚きでした。
    またこれが青春キラキラでよかったです。

    挿絵師さんの絵は個人的にはあまり好きなほうではないのですが、表紙と口絵2で年齢の描き分けがばっちりできてるのにちょっと感動しました。

  • 「吐きそうなくらい好きなんだ」
    小三で出会い、友だちになるまで7年、再会まで8年かかり、いろいろ会って付き合います。
    小三から一途な侑志の粘り勝ちです。
    2人の友人、拓海がいい立ち位置で、雑なアドバイスをしたり、ひっかきまわして後はうまくまとまれと放り出す感じが笑えました。

  • 幼い憧れをゆっくり恋に変え、悲しいことも辛いことも嬉しいことも経験し糧にして、友人、恋人として一緒にいるためにゆっくり愛へと育てた初恋純愛ストーリー。長い時を過ごしたからこその二人の間に流れる空気感が良かったです。

    ガツガツや荒々しさは無いのに、苦しいほどの焦燥感、こちら側も一緒に照れちゃう感覚、焦らされ、いい加減にくっつきなさい!となる焦らされ感(笑)が楽しめました。

  • 憧れの人と親友になり、好きになり、それを忘れるために離れる…。侑志にとっては楽しくも辛かった日々かもしれないけれど、自分の将来にまで影響するくらい好きになれる相手に出会えたのは、幸せなのかも。清光も、侑志のことを他の人といるとヤキモチを焼くほど大切にしているし。再会してからの2人は、清光の方が積極的なのでは?と思えるほどに。
    大切だからこそ関係を壊したくない侑志と、大切だから一緒にいたい清光。それぞれが、自分が正しいと思う方法で、相手との関係を守ろうとする姿はもどかしくも楽しい。2人一緒に過ごすその後を、もっと見たくなった。

  • とてもしっかりと丁寧に描かれていてとってもよかったです。清光が無自覚で独占欲の強い大型ワンコで、高校の時はともかく再会してからも無自覚ってポンコツすぎない? 自覚はないけどでも離れたくない。彼なりに一生懸命考えたんだろうけどね。でも侑志には甘えてたりシュンとなる姿は可愛くてずるいよなぁと思う。侑志が清光の側にいる時間をとても嬉しく幸せに思うのが伝わってきて、こちらもとってもきゅーんときました。再会して想いが通じて本当によかったね。ふたりの糸を繋げてくれていた拓海がよき存在。

  • 無自覚攻の攻撃力すごい。一途で、どこまでも相手を大切にする、歪まずまっすぐな受侑史くんがすごいかっこいい。
    周りからみたら、どう考えたって執着してるし独占したがってるし、高校時代にキスしちゃったことより、その後侑史に距離おかれたことにショック受けてますよね?っていう鈍ちん清光くんにもだもだする。
    卒業一週間前あたり、ひとりでつまらなそうにリフティングしてたり背中を落としたりしてる清光くんの描写とか、たまらない~!
    恋愛脳じゃない人って、こんな感じなのかなぁ。えらく遠回りしたしじれったい擦れ違いコンビだけど、そのやり取りが面白いやらキュンキュン切ないやら。この、明るさとシリアスさの絶妙なさじ加減が川琴先生だなぁ…って読んでて嬉しくなる。
    冷静な拓海くんの存在もすきだなー!
    面白かった。

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著者プロフィール

(かわことゆいか)・作家・白泉社にてデビュー後、B‐Prince文庫新人大賞受賞。現在、BL各社で執筆中。

「2022年 『異世界で獣人のつがいになりました』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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