イミューン: ぼくたちの敵 (徳間デュアル文庫 あ 2-1)

著者 :
  • 徳間書店
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本棚登録 : 58
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (429ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199050077

作品紹介・あらすじ

桜の花びらが舞い散る四月。高校に入ったばかりの小南佑は、鳶色頭の少年・堺不動と出会った。中学時代にいじめの標的となっていた佑は、フユルギの行動力に惹かれ、いつしか親友と呼べる関係になってゆく。そして五月-佑に訪れた悲劇。"汚染"され、異様な姿となって死んだ母。人間に寄生して増殖する"敵"の存在を知ったふたりは、それに呼応するように、"敵"を消滅させる不思議な力を身につける。戦いのなか、いつしか少年たちの心にとまどいが芽生える-。第1回日本SF新人賞、佳作入選作品。

感想・レビュー・書評

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  • 読みながらついていくのが必死だったが、まず「敵」の想定ができない。苔の生えたような緑の敵だの、見えない支配をもたらす敵だの、とにかく見えてこないものがあるのだが、それが具体的でない。それがSFの醍醐味であるならばそうなのだが、しかしついてはいけなかった。
    男子同士のちょっとボーイズラブ的な友情は描かれているが、僕は不良の姉ちゃんとやってしまうところが一番興奮した。今読むと暴走族とか少し古くさい感じはするが、別にそれはかまわないだろう。
    敵が、よくわからない敵であり、また、物語の半分が、敵を倒し終わった後の能力者のその後に重点が置かれているところが画期的なのだろうか。しかし私にとってはがっつり来るものはなかった。
    文章にも何かしら固さを感じる。会話のぎこちなさというか。とにかく読み進めるのに苦労した。能力の発揮に関しても、それぞれに特色があって、それが縦横無尽に出ていて組み合わされているのではなく、たいして困難も起きず、敵をぶっ倒していく。敵とはなんだろうかを考えるエンターテイメントではあるのだが、それに慣れていないと、やきもきする。はっきりしてかつこういう<敵>という想定があるのかという納得が欲しかった。

  • 2000年9月刊。1999年の第1回日本SF新人賞佳作入選。タイトルの免疫=イミューンが表すように、敵に対する免疫機構となって戦う高校生2人と仲間の1年間のお話。設定が興味深く、楽しめた。

  • 青春ストーリー。フルユギがキャラとして好きでした(^^)/

  • どう見てもBL小説です。本当にありがとうございました/(^o^)\
    特殊能力モノぽい

  • どう見てもBL小説です。本当にありがとうございました/(^o^)\
    特殊能力モノぽい

  • 戦う少年達の結末が少し悲しい。

  • 高校一年の時だったか、この作品で読書感想文を書いた記憶がある。

  • あなどるなかれ

  • イエローオーカーて何。
    860円だよ!
    品薄だよ!つーかねーよ!

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