神々の軍隊VS国際金融資本の超暗闘 国体=天皇を護る人々の聖なる敗戦 (5次元文庫)

著者 : 浜田政彦

• 徳間書店 (2008年6月7日発売)

感想・レビュー・書評

[zimazimaさんの感想 · 2010年6月18日]

三島由紀夫が至った激烈な死の真相(なぜノンポリだった三島が変貌したかは一般論では謎とされている)
と三島の自決に伴う２・２６事件の真相、国家を破滅に導いた大東亜戦争の真相が見事に語られる。

本書を読み解くには三島由紀夫という人物や作品に関する見地と２・２６事件と先の大戦に関する知識が必須。綴られる内容は正規の歴史観では決して辿り着くことができない、正に日本の神々を認識した上で初めて理解できる内容だ。

謎とされた自決に至る間での三島由紀夫の心中と中国の利権を巡ることで深く絡み合った日本の情勢を見事に解き明かした一書。