でもくらちゃん (リュウコミックス)

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  • Amazon.co.jp ・マンガ (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199501364

感想・レビュー・書評

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  • 以前、放蕩オペラハウスさんで紹介されていたので探し出して購入。

    曾祖父母が双子の女の子(祖母たち)を産んで
    その女の子が各々また双子の男(父たち)を産んで、
    その男の嫁が同じ日に三つ子を産んで、合計12人。

    しかも、父親世代は外見は全然似ていないのだけど、全員が同じような(というか全く同じ)外見の女性(赤の他人どうし)と結婚したために12人は瓜二つ、いや、瓜十二つという。
    正直、主役の12人よりも、赤の他人なのに外見が全く同じ嫁さん4人の方がミステリーだと思う。

    指紋は違っているらしい。
    髪ゴムの色で見分けているけど、誕生日に指紋を確認するとたまに入れ替わっているらしい(イタズラ)。
    つまり、もう存在が近すぎて12人の中の誰かっていう認識があれば入れ替わる程度だったら問題ないんだろうね。
    でも髪ゴムを外されると自分が12人のうちの誰として存在していれば良いのか分からなくなって自我が保てなくなる。
    合体してキングでもくらちゃんになりそうな勢いだった。

    たぶん異性の好みも同じになるだろうから、まるで『シスタープリンセス』。
    しかも各種属性を揃えてきた『シスプリ』と違い、コチラは外見的にも内面的にも違いが分からないというクソゲー状態に。

    ある意味、初期の『ナンバーガール』の方が近いかも知れない。

  • 本体表紙:登場人物一覧退避図。

  • 双子が双子を生んで、その子供が三つ子を生んで……と、計12人の姉妹従姉妹が主役のギャグ漫画……なのかな?
    特にお笑い的な行動を取っているわけではなく、12人が行動を繰り返したり、流れ作業的に物事を解決したりと、何気ない彼女たちの動きの積み重なりを見ているだけでおもしろさが出ていると思います。
    12人各人の個性は希薄なんですが、群れとしての(?)個性は魅力的だと思います。

    でも、やっぱり一番驚くのはパパたちのことですよねーw

  • 神戸のイベントで原画展を見て気に入って作者さんから買った1冊(サイン入れてもらった)
    中は白黒印刷なのでわかりませんが、個体差はツインテールの左右のゴムの色。それがないともう親でも見分けが付かない
    パラパラマンガをみているような似っぷりですが、12つ子ではなく3つ子が4組なんですよ、これでも

    そして最後の最後に意外なオチが!

  • 双子の祖母が双子を生み、その子たちもそれぞれ三つ子の親に!

    2×2×3=12人の、出茂倉(でもくら)家の従姉妹・姉妹が織り成す、群体少女日常短編漫画集。

    いつも一緒の12人は、
    「外見も行動もそっくり同じ」
    とはいえ、微妙な役割分担はできているようで、
    「そろえば最強! そろって無敵!!」

    だからこそ表現し得る、新鮮な楽しさと可愛らしさが、この一冊の中に「むぎゅっ」と詰められています。
    各話の着眼点と、漫画ならではの描かれ方がとても面白く、思わず笑ってしまいます。
    (わたくし的には、中でも「夏祭り」のお面ネタと、「テトリス」、「虫取り」の「手」がツボでした(^▽^))

    作者であるなかせさんの、自費出版での個人誌と、角川「ザ・スニーカー」誌上に掲載されたものからの、選り抜きが収められたという本作。

    あとがきで書かれているとおり、老若男女を問わず楽しむことのできる漫画だと思います。

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