- Amazon.co.jp ・マンガ (162ページ)
- / ISBN・EAN: 9784199503207
感想・レビュー・書評
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『へんたい』にはメタモルフォーゼの意味もあるみたいです。
幼虫から成体になる蛹の季節。
中身がドロドロのグチャグチャな状態。
体の急激な変化に骨は軋み、心は歪む。
思春期の戸惑いは誰にでも経験があります。
より誇張した姿が『男の娘』なのかも。
望まない体の変化。普通からはみ出してしまうことへの恐怖。
悩ましいですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ユイ(亮介)は一見厳しいけど、優しくて周りをよく見ている。
優しさから周りを見捨てられずに女装する男、
女の子になりたくて女の子として扱ってほしくて女装する男、
男として男に好かれたいけれどそれが叶わなくて女装する男、
それぞれの事情はばらばらで、恋愛対象と恋愛プロセスもばらばらで、でも『男性が女装する』という共通項が三人を結ぶ。
なんだか『放浪息子』を読み返したくなる。 -
どきどきした。
何かどきどきした。 -
本当に心にぐさぐさ突き刺さるストーリー。
話の最後の方で例のシーンがありますが……あれ、すごくわかるんですよ。
GID関連のことをよくわかっている作者さんだなと感心します。
続けて3巻も買います。 -
絵は可愛い
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女装男子ものはほぼ読んでないけどふみふみこさんの語り口はやはり読ませるのがうまい。
『女の穴』からのラインとして(性と生)の物語をどこまで描いていく作家さんになるのか期待してしまう。 -
みんな自分の気持ちを持てあましていて、読んでて不安になって非常によい。作品の作りが志村貴子の放浪息子ほど劇的でなく、情念の渦巻き方にふみふみこの描く女性性を感じて好感。