アリスと蔵六 (2) (リュウコミックス)

著者 :
  • 徳間書店
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本棚登録 : 329
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784199503566

感想・レビュー・書評

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  • 濃いな!
    風呂敷いっきに広がったな
    一条さんとストーカーがかなり好き

  • スピード感がなんとも素晴らしい。蔵六かっこよすぎ。

  • 最高に面白いっしょ。

    訳分かんないものだが訳分かんないだけで訳分かってる物と同じなんだよね。

  •  自分が何者かなんて誰にもわからない。それを決めるとしたら自分以外の大切な誰かである。少女の自分自身への恐怖と暖かい救いが描かれた第2巻でした。

     人間誰しも不完全。紗名の特異性は1巻から描かれており、その異端な能力はどことなくファンタジーを匂わせ、暴力の類を退けていました。しかし、今巻では純然たる非道にそのファンタジーが侵食されており、どことなく現実に引き戻されました。少女の悲痛の涙というものはどの媒体、作品で見ても心にくるものがあります。そんな少女の涙を拭うのは年の功と言わんばかりの蔵六じいさんの言葉。人間誰しも不完全だからこそ寄り添って生きている。こんな当たり前の言葉は昨今若い主人公が知った風な顔で言うのが当たり前な感じになりましたが、やはり人生を知って家族と自分以外の人々に誠実に付き合ってきた男の言葉は伝わり方が違います。表紙のように優しく少女を包み込むお爺さんの図は心が暖かくなりますなぁ。不完全な人間だからこそ家族を作って、心穏やかに過ごす。家族っていいですねやっぱり。

     トランプの可能性や目覚めるきっかけそれに伴う組織の背景など設定が深くなってきた第2巻ですが、3巻では紗名たちの家族としての暮らしが描かれるんでしょう。ほんわかした雰囲気のなかに人間の悪意みたいなものをしっかり描く今井先生ですから、家族もの一辺倒にもならなさそうですし、実に楽しみです。

  • 蔵六に「うおおおっ!」となり
    一条さんに「うおおおおおおっ!!」となり
    千佳ちゃんに「うひょーっ!!」となった。

  • 人でないものが人の間にいるという話は好きだな〜

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著者プロフィール

千葉県船橋市出身。2005年「アフタヌーン」四季賞2005冬大賞を『トラベラー』で受賞してデビュー。代表作に『ハックス!』『ぼくらのよあけ』(ともに講談社)がある。2012年連載開始の『アリスと蔵六』は2017年にTVアニメ化されるヒット作に。同作品で第17回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞。アニメと猫が大好物。

「2023年 『アリスと蔵六(11)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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