のぼさんとカノジョ? 8 (ゼノンコミックス)

著者 :
  • 徳間書店
4.08
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本棚登録 : 104
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199804526

作品紹介・あらすじ

カノジョの本名が「しえり」であること、交通事故で8年間意識不明であることが判明!
のぼは、ついに実体との対面を果たす!!
そしてカノジョの魂を体に戻すため、あらゆる手段を試すのだが…??のほさんとカノジョ、ふたりの恋の行く末は―――!?
感涙必至の最終第⑧巻!!

感想・レビュー・書評

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  • 読書録「のぼさんとカノジョ?8」5

    著者 モリコロス
    出版 徳間書店

    p57より引用
    “除霊が出来る父に頼んでみましたが
    生き霊は専門外で
    なんとも出来ないと言われました”

    目次より抜粋引用
    “ほうこくとビョウシツ?
     きがかりとオモイヤリ?
     てづまりとイレカワリ?
     さくらんとメイアン?
     はじめてとハジメマシテ?”

     大学生と見えない彼女を主人公とした、日
    常系ファンタジーラブコメ漫画。シリーズ完
    結。
     ずっと幽霊だと思っていたカノジョは、実
    は生きているとカノジョの父から教えられた
    主人公・野保。カノジョの父・榊に案内され、
    生身の方のカノジョと対面し…。

     上記の引用は、主人公・野保の父にカノジョ
    の魂を体に戻すことを頼んだ事に対する父の
    反応を、友人たちに話す野保の台詞。
    字面が強くて面白い、結局最後まで重要な働
    きをして活躍するおっちゃんでした。
     シリーズ完結。ほぼ円満解決、大団円の温
    かい終わり方の作品でした。あとがきで著者
    は、中頃から生存ルートを描いていたそうで
    すが、たとえ悲劇に終わっても、良い作品と
    なっていたのではないでしょうか。
     カバー裏にも色々描かれていて、力の入っ
    た作品ではないでしょうか。

    ーーーーー

  • は〜、終わった。大団円。よかった。よかったけどカノジョの顔見たかったよ〜〜!!作者のこだわりなんでしょうけども!!可愛い〜♡とか言われてたら余計にさ〜!しかし本当にお似合いの2人だな〜。優しい。

  • とうとう終わりました。ノボさんと彼女も含めてみーんな幸せになって良かったな。作者の後書きで彼女の生存率が途中で変わったのは面白かった。色々試行錯誤しますよね。

  • のぼさんは仏教学科の大学生。
    ある日、のぼさんはアパートを借りに行った。
    だが、そこにはユーレイの彼女が住んでいた。
    ユーレイは家事や裁縫が得意。
    ユーレイの彼女とのぼくんは恋人同士になる。
    そんな時、ユーレイの彼女のお父さんと出会う。
    ユーレイの彼女はしえりちゃんと言い、交通事故に遭い病院で8年間眠ったままだという。
    魂だけが、のぼくんの住むアパート=昔、しえりちゃんのお父さん(離婚して離れ離れになっていた)が住んでいた に残っていることが分かった。
    のぼくんとその友達たちはしえりちゃんの魂を本体に戻すことに成功した。
    そして、のぼくん達は幸せに暮らしていきました。

    最後、彼女の顔が見たかったけど、ホワイトボードで隠されていたのが気になったかな。

  • 突飛な設定なのに、最後まで面白かった。
    ハッピーエンドで良かったよおおおおお。

  • カノジョがホワイトボードに描く表情がどれもこれも可愛くて可愛くて。
    怒っていても悲しんでいても可愛く感じてしまう。

    相手の顔は見えないけどラブコメとしてしっかり成立している。
    という新しい感覚を味わわせてくれた作品でした。

    忘れた頃にまた読み返したいです。


    <以下ネタバレ含む>
    私は、カノジョのホワイトボード可愛さ全振りで読んでたので最後まで顔が描かれなくて逆に良かったです。

  • 第57話 ほうこくとビョウシツ?
    第58話 きがかりとオモイヤリ?
    第59話 てづまりとイレカワリ?
    第60話 さくらんとメイアン?
    第61話 はじめてとハジメマシテ?
    第62話 そうしつとアイサツ?
    第63話 おいかりとオカエシ?
    最終話 のぼさんとカノジョ。

    最後までカバー裏でも期待させて、カノジョの顔は出さないままなんですね。ボードの笑顔マークのまま、幸せに終わってよかったです。
    しかし、ヒドイ口移し事案に陥ったな、オシャクソ、金城さんにのぼさん以上に好きになる人が現れてくれることを期待します。近藤くんとお友達以上になって欲しくないのは、私だけかしら?

  • 泣いた
    このストーリーで、涙を溢すな、ってどんな無茶の押しつけだよ、と叫び返したいくらい
    モリじゃなくて、こっちの涙腺がコロサれるかと思った
    控えめに言っても、最高だ
    ラブコメなのか、と聞かれりゃ、ラブコメとしか答えられないが、正道かっつーと微妙。かと言って、幽霊が出ているから邪道である、とも断じがたい
    ただ、少なくとも、人と男の道には外れていない
    失礼な言い方かも知れんが、最初は、ここまで凄い作品になるとは思ってなかった
    作品そのものもそうだが、モリコロス先生自身のレベルも、(1)とは比べ物にならないくらい、上昇している
    先生自身も表現しているように、(7)の地獄を乗り越えたから、だろう
    月並みな表現で、恥ずかしい限りだが、やはり、キッッッツイ試練ってのは、人間を成長させるらしい
    読み手だけでなく、描き手、作り手も苦悶させるほどの猛毒を飲み下し、血反吐をバケツから溢れるくらいまで吐き、ボロボロになるくらいに転がりまわりながら、自らの中で解毒剤を作り、最終的に全員を救った、見事である
    こう来たか、もあったが、それ以上に、これしかねぇだろ、って言いたいくらいのラスト、ハッピーエンドで泣かされちゃ、殿堂入りにするしかない
    何度も繰り返して申し訳ないが、ほんと、この『のぼさんとカノジョ?』は(1)と(8)は別物だ。私より目の肥えていた漫画読みは、こうなる事を予想していただろう
    ただ、悔しいかっつーと違う。予想できていなかったからこそ、ここまで感動できた、と考えれば、却って、よっしゃ、ラッキー、と言える。まぁ、負け惜しみだ、と一笑に付されそうだけど
    どの回も、のぼとカノジョのラヴいオーラに血液が沸騰させられた。その中でも、血管が最も大きな悲鳴を上げたのは、当然と言わんばかりに、最終話「のぼさんとカノジョ。」だった。人間、自分のキモチすら完全には理解できない。だから、他人の感情、思想、意見を全て受け入れ、理解する事は不可能だ。だからこそ、人は人と一緒にいたい、と望む。知ろうとしなければ、自分を知ってもらう事もできない。好きな人に、自分の気持ちが分かってもらえたかもしれない、そう思えた時の幸福感はグッと来るものだろう、きっと
    この台詞を引用に選んだのは、のぼさんの漢気に感服したので。今までも、男らしい言動は多くあったが、これは格別だ。頼りになる男ってのは、彼のような事だろうな

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著者プロフィール

モリコロス:代表作「のぼさんとカノジョ?」「タレソカレ」「咲けよ花咲け!」

「2023年 『猫と紳士のティールーム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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