私と私 (ゼノンコミックス)

著者 :
  • 徳間書店
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本棚登録 : 258
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199804694

作品紹介・あらすじ

「要らないと思っていた私の世界は、美しくおだやかだ…」
不細工で変わり者の美和と完璧な美少女・実和。同じ名前で容姿も性格も正反対――。
“もうひとりの自分”に出会った時、少女たちは本当の自分を知る…。(「私と私」前後編)他、
自転車のサドル泥棒と出会った女子高生の切なすぎる秘密を描いた「箱庭の虜」などを収録。
儚く切ない傑作短篇集。

感想・レビュー・書評

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  • 凄く重たい話が続いたけど心に響きまくった出会えて良かった

  • 読んで良かった!

    表題『私と私』同じ名前で容姿も性格も正反対の不細工で変わり者の田中美和と完璧な美少女田中実和。“もうひとりの自分”に出会った時、少女たちは本当の自分を知る。

    『箱庭の虜』自転車のサドル泥棒と出会った女子高生。切なすぎる秘密。

    更にその後を少し……。
    この二つの話のその後がとても良かった。
    こういう終わり方好き!

  • この漫画家さんは昔から短編が大好きで(一番最初に読んだ短編はどこのコミックスにも載ってない…
    今回もとてもよかった。こういう雰囲気とても素敵だなぁ。暗い設定だったけどどれも未来を感じる。そして本当に絵が綺麗。カラーは本当綺麗。

    最後の最後に希望があってほっとした。

  • 私は救いの話という印象を持ちました。

    苦しみや悲しみを人との出会いによって乗り越えていく姿に心打たれます。
    良い出会いは、人生を変えてくれますね。

  • 佐原ミズさんの『私と私(2018)』を読んでみた。 おいら、一ヵ月前?くらい前?からこの作品が気になってました。 表紙も素敵だ、タイトルも好みだ。 そして内容を読んでみると、”箱庭の虜”を読んでいるときに これは面白いと思ったら・・・ タイトルの”私と私”は面白かった。 主人公たちの描写が好みだ。ストーリーも完璧だ。 佐原ミズさんの他の作品も読みたい(いずれ)

  • 最後まで読むとほっとする

    のだが…

    この本に限らず家族の負債で苦労する話を読んだり観たりする度に思うのだが、相続放棄で済まないものなのか?マイナスの遺産も受け取らないことができるんじゃ…

    生活保護は?
    そもそも高校生でこれだけの生活苦で、学費はどうしているんだろうか?直ちゃんも実和ちゃんも、可愛さを売りものにしている様子はないが…

  • 短篇3話。
    「箱庭の虜」
    引きこもりのニートで夜な夜な自宅前の自転車駐車場で
    自転車のサドルだけを盗む男に声を掛けてきた女子高生、
    その目的とは?
    「ゆびきり姫」
    ブラックな内容で私好み(ΦωΦ)ふふふ・・・
    「私と私」
    不細工で変わり者、周りから浮いてる田中美和と
    背が高い美少女の田中実和が高校で同じクラスに…
    『人の不幸見ないと自分が幸福かも分からないのか』
    宮原の悩み、
    実和の悩み、
    実和の決断、
    そして美和の想いと行動が未来を変える。


    仄暗い現実…しかし優しさ救いがある。
    やっぱり佐原さんの漫画好きだなぁ…と思った。

  • 短編集。

  • 本屋さんでみかけたので即買い。

    はじめて作品に触れたのは「ほしのこえ」
    女の子の切なさや、世界の理不尽さがダイレクトに伝わってきてすっかりファンになり


    そして今回も。

    残酷なほど心をえぐり続ける描写。
    心の穴は空いたまま、えぐられたままの傷口に雨が降り注ぐ。とても染みるのだけれど、それは温かい雨で。

    否応なしに見せつけられる現実は、人の歩いてきた道だから、受け止めるしかない。そうすることでまた、道は拓けるんだ。可能性はいつも身近にあるんだって思わせてくれる、
    そんな佐原氏の作品が大好きです。

  • カラーが綺麗なので好き。

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著者プロフィール

佐原ミズ:代表作は、TVドラマ化もされた「マイガール」、「ほしのこえ」(原作:新海誠)、「鉄楽レトラ」、「バス走る。」など多数。

「2020年 『尾かしら付き。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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