干し柿 (あかね・新えほんシリーズ 30)

著者 :
  • あかね書房
4.02
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本棚登録 : 253
感想 : 36
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  • Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784251009500

作品紹介・あらすじ

干し柿を知っていますか?しぜんと人とが作りだしたあまくておいしい食べ物です。でも、もともとはとってもしぶい柿だったのです。どうやってあまくするのでしょうか。

感想・レビュー・書評

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  • 渋い柿もそうでない柿ももともと一緒で、山の方が寒いので渋くなったとか。干し柿を子どもたちが作るのだが、そのやり方がとてもよく分かる。干し柿を作る伝統がなくならないようにと願って、この絵本を作ったとある。これは「マスターキートン」からの知識だが、干し柿の甘さは上品なので、孫文が月餅の餡に混ぜるのを考えたとか。

  • たわわに実った柿の実と、すっきりと晴れた青空。
    見慣れた風景でも、渋い柿からどうやって干し柿を作るのか、案外知らない。
    この写真絵本で、それを学ぶことになる。
    表紙のインパクトも大だけど、中身はもっともっと。
    ズラーっと干された柿の写真が圧巻。しかも美しい。

    皮を剥いて縄で繋いで干していく。
    そこまでは想像できても、もちろんそれだけではない。
    カビから守るために、柔らかくするために、人の手も必要なのだ。

    ひと通り写真付きの説明が終わった後で、子どもたちが実践していく。
    『渋い!』という渋柿を食べた時の顔がいいなぁ。
    これが分からないと干す意味も分からないものね。
    自然が作り出す甘味というものも、渋柿を食べてからなら理解しやすいだろう。
    最後は出来上がった干し柿をほおばる写真まで載っていて、こちらも笑顔になる。
    そして、枝先にひとつだけ柿の実を残すわけは?
    う~ん、これは本当に知らなかった。
    干し柿を作ることで、昔ながらの美しい風景を守ることにもなり、そこに込められた願いまで知ることになる。

    テキスト部分が案外多いので、中学年以上に向くかも。約9分。

    干し柿が高値なのも納得の一冊。柿の実がなるのが待ち遠しい。
    お正月飾りのお供えの天辺に、干し柿が乗っている写真もあった。これはどちらの地方の慣習だろう?

    • nejidonさん
      vilureefさん、本当に本当にお久しぶりです。
      私の方も久々にブクログを開き、vilureefさんのコメントを
      いただいたままだった...
      vilureefさん、本当に本当にお久しぶりです。
      私の方も久々にブクログを開き、vilureefさんのコメントを
      いただいたままだったのを確認して仰天しております。
      いやはや、まことに申し訳ない。平謝りです。
      入院が一回、骨折が二回という16年度の下期でした。
      でも読んだ本の記録が無いと自分が困るため、ぼちぼちと
      再スタートしようかと静かにエンジンをかけました。
      vilureefさんはお変わりなかったでしょうか?
      ゆるりと参りますので、またどうぞよろしくお願いしますね。
      2017/03/29
    • mkt99さん
      nejidonさん、こんにちわ!(^o^)/

      今年の元日の干し柿は、nejidonさんのレビューのおかげで心して食することができました...
      nejidonさん、こんにちわ!(^o^)/

      今年の元日の干し柿は、nejidonさんのレビューのおかげで心して食することができました!(^o^)v

      nejidonさんが華々しくブクログに「復活」なされてとても嬉しく思います。(^o^)

      16年度下期は私生活の方も「華々しかった」(?)ようで、どうぞご自愛くださいね。
      2017/03/30
    • nejidonさん
      mkt99さん、お久しぶりです!!
      たくさんの「お気に入り」とコメントを、ありがとうございます。

      はい、「華々しい」というか「痛々し...
      mkt99さん、お久しぶりです!!
      たくさんの「お気に入り」とコメントを、ありがとうございます。

      はい、「華々しい」というか「痛々しい」というか(笑)
      この若さで死なねばならないのかと、一時はかなり悲観しましたが、
      不死鳥のごとく(?)蘇りました。だはは。
      なんて、今もそろりそろりと動いている有様で「復活」と言えるほどでは・・・
      読んだ本の記録がないと、本当に困るものですね。

      私の方も、mkt99さんが次はどの「寅さん」を観てくれるのか、
      楽しみにお待ちしています。
      またどうぞよろしくお願いします。
      2017/03/31
  • 美しい写真で、干し柿が出来るまでの過程を表現している。みずみずしく色づいた美味しそうな柿のたくさんの写真や、それを頬張る子供達の生き生きとした表情が魅力的。文章も、昔の人の知恵をわかりやすく伝えている。

  • 3年教科書掲載本。

    お正月に親戚の家に行くと必ず出されたけど苦手だった干し柿。

    好き嫌いに関係なく、しぶがきをおいしく食べる知恵を知って、チャンスがあれば作ってみてほしいと思います。

  • 干し柿作りはしなかったけれど、小さい頃うちの柿の木の渋抜きしたことを思い出しました。
    柿の橙色、きれいだなぁ。
    とってもすてきな絵本です。

  • 干し柿の説明・作り方

  • ほしがきが、たべてみたくなった

  • とても すごい ほしがきから かおがでてきました。それが おいしいと おもっていました。ほんものを たべたら おいしかったです。i

  • 6'10'

  • イシシがしぶがきのくびかざりをつけたはなしをおもいだした。ほしがきがおいしそうでたべたくなった。しぶがきをたべたかおがおもしろかった。

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著者プロフィール

RTF教育ラボ副代表。東京都公立小・中・小中一貫校元校長。元校長会長。

「2020年 『授業づくりの診断書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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