みんなふつうで、みんなへん。 (読書の時間 5)

著者 :
  • あかね書房
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本棚登録 : 151
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (95ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784251044754

作品紹介・あらすじ

ボウルをボールとまちがえる中田くん、ネコはオスしかウンチしないと思っていた室井さん、「抽選」の意味を知らずに懸賞のおもちゃを待つ藤田くん、電車の数え方が「円」に変わったと思っている村川くん…。それぞれが、へんな思い込みやかんちがいをしているけれど、みんなふつう。小学校3年1組の児童一人一人が出合う、ささやかな出来事を挿絵たっぷりで楽しく描く。エピソードの見出しは、短歌になっています。

感想・レビュー・書評

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  • 歌人・枡野浩一さんの児童書。
    みんなふつうで、みんなへん。
    たしかにね。
    ふつうのひと、とか、かんぺきなひと、というのは、もしかしたらいないのかもしれない。
    みんなどこかへんで、それがふつう。
    それをしることが、おとなになるってことのひとつなのかもしれないよ。
    あいつはへんだ、って、おたがいきらいあうより、きみもわたしもへんなとこあるねって、わらいあえればいいよね。
    このほんは、さんねんせいのみんなの、ひとりひとりがしゅじんこうで、しゅやくがどんどんかわっていく。
    いっしょにあそんだり、ちょっとけんかしたり、いろいろかんちがいしていたり。
    にんげんておもしろいね。

    そうそう、このほんは、もくじにしかけがしてあるんだ。
    ゆびをおってかぞえてごらん。
    おもしろいから。

  • そうですね。
    私は普通の人っぽいけど、
    どこか変だし。
    家族も、そうかなー。

    でも、もしかしたら、
    普通、なんて人はいないんじゃないかなんて思ったりもします。

    三年一組のみんな、
    健やかに育ってね。
    ほのぼのとした読後感です。

  • (中2の息子が書きました)
    誰しもが人生でずっと勘違いしてきたことがあるはずです。それはすぐには思いつかなくてもきっとひとつくらいはあるでしょう。

    この本は、そんな何か常識を勘違いしてしまっている子ども達の本です。

    数分で読める短い話がたくさん詰まっていて、とても読みやすく、思わず笑ってしまったり、どこかしみじみする内容まで様々です。
    是非読んでみてください。

  • な ①20210905

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著者プロフィール

一九六八年東京都生まれ。歌人。雑誌ライター、広告会社のコピーライターなどを経て一九九七年、短歌絵本を二冊同時刊行し歌人デビュー。短歌代表作は高校国語教科書に掲載された。短歌小説『ショートソング』、アンソロジー『ドラえもん短歌』、入門書『かんたん短歌の作り方』、『毎日のように手紙は来るけれどあなた以外の人からである 枡野浩一全短歌集』など著書多数。目黒雅也や内田かずひろの絵と組み、絵本・児童小説も手がけている。

「2023年 『おやすみ短歌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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