- Amazon.co.jp ・本 (95ページ)
- / ISBN・EAN: 9784251044754
作品紹介・あらすじ
ボウルをボールとまちがえる中田くん、ネコはオスしかウンチしないと思っていた室井さん、「抽選」の意味を知らずに懸賞のおもちゃを待つ藤田くん、電車の数え方が「円」に変わったと思っている村川くん…。それぞれが、へんな思い込みやかんちがいをしているけれど、みんなふつう。小学校3年1組の児童一人一人が出合う、ささやかな出来事を挿絵たっぷりで楽しく描く。エピソードの見出しは、短歌になっています。
感想・レビュー・書評
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歌人・枡野浩一さんの児童書。
みんなふつうで、みんなへん。
たしかにね。
ふつうのひと、とか、かんぺきなひと、というのは、もしかしたらいないのかもしれない。
みんなどこかへんで、それがふつう。
それをしることが、おとなになるってことのひとつなのかもしれないよ。
あいつはへんだ、って、おたがいきらいあうより、きみもわたしもへんなとこあるねって、わらいあえればいいよね。
このほんは、さんねんせいのみんなの、ひとりひとりがしゅじんこうで、しゅやくがどんどんかわっていく。
いっしょにあそんだり、ちょっとけんかしたり、いろいろかんちがいしていたり。
にんげんておもしろいね。
そうそう、このほんは、もくじにしかけがしてあるんだ。
ゆびをおってかぞえてごらん。
おもしろいから。
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そうですね。
私は普通の人っぽいけど、
どこか変だし。
家族も、そうかなー。
でも、もしかしたら、
普通、なんて人はいないんじゃないかなんて思ったりもします。
三年一組のみんな、
健やかに育ってね。
ほのぼのとした読後感です。 -
(中2の息子が書きました)
誰しもが人生でずっと勘違いしてきたことがあるはずです。それはすぐには思いつかなくてもきっとひとつくらいはあるでしょう。
この本は、そんな何か常識を勘違いしてしまっている子ども達の本です。
数分で読める短い話がたくさん詰まっていて、とても読みやすく、思わず笑ってしまったり、どこかしみじみする内容まで様々です。
是非読んでみてください。 -
な ①20210905