- Amazon.co.jp ・マンガ (188ページ)
- / ISBN・EAN: 9784253076920
感想・レビュー・書評
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久々に木原敏江を読んだ。
やっぱり絵が上手い。
まあ個人的には『夢の碑』とか『摩利と新吾』の時の方が好きなんだけどね。
主人公のポーリーンという少女は木原作品によく見るエネルギッシュな女の子。
バイロン卿と謎を解いてゆくんだけど、探偵物というよりは幻想ホラー?かな。話はトントン拍子にあっさり進んでいくから山場とかはそんなにないかも。
引用されているバイロン卿の詩が美しくて、読みたくなった。ちょっと難しいんだけど、日本語の美しさを感じた。
最後のモーヴの表情がなんともいえない感情になった。きっとあの顔にいろんな思いが込められているんだろうな。歪んだ愛だったけど自身もそれで苦しんだだろうね。愛って難しいわ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
久々の木原ワールド。
べたべたの少女マンガは、やっぱり読んでて楽しいわ。 -
舞台は19世紀初頭の英国。人造人間、吸血鬼とゴシック要素がふんだんに盛り込まれていて、木原敏江先生の美しい絵とユーモアあふれる魅力的な人物たちがまた素敵。
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木原 敏江とか、萩尾 望都とか、青池 保子とか、未だに、元気に書き続けてくれていて、なんか、嬉しいです。最近、竹宮 惠子は、見ていないので残念ですが。
お得意のゴシックホラーミステリーロマン。
なんと、主人公は詩人のパイロン。これは、フランケンシュタインの誕生に立ち会った人ということで、このからみもいいなぁ。
1つ目の話はフランケンシュタインで、2つ目は吸血鬼。
女主人公も元気で*1、安定して面白いです。