龍陽君始末記 (3) (ボニータコミックス)

著者 :
  • 秋田書店
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本棚登録 : 59
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784253094795

感想・レビュー・書評

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  • 中国の清の時代をテーマにした事件ものの漫画。
    男色家の知県様が個性豊かな補佐たちに囲まれドタバタしながら事件を解決!といった感じのお話。
    3巻と短めですが、アヘンに関するテーマ等は後の話で繋がっていたりして、読後感は結構ずっしり。描き方がギャグ多めで、重すぎず軽すぎず、飽きさせないところが上手いなぁと思いました。

  • 面白くなってきたぞ!と思っていたら、完結しちゃった(^^;) これからグローバルな活躍が期待できそうのに…残念

  • 面白かった!!男色家な主人公天麟が事件をバッタバッタと解決していく話。ヒロイン位置の来嘉がとっても可愛いお話でした。恋愛ものではない2人の距離感がとっても良かったです。中国のことは全く分からないのですが楽しめました。

  • 1巻読んだ時点では、たぶん最終回は「龍陽君の事件はこれからもややまったりした感じで続く!」みたいなオチなんだろうなーと思ってたら全然違った!良い意味で裏切られた。最終回にいたるまでの4話がたいへんドラマチックで燃えました。そして役所辞めた後のBL刑事はすごく生き生きしてて良いなあと。

    基本的には王道で予定調和なエピソードが多かったですが、序盤から描写されてきたライカの大足に対するコンプレックスが解消されないところは意外でした。大足でもいい、このままの自分の足が好き!とはならないんですね。コンプレックスを引きずったまま一回イギリスに逃げて、でもそこで人種差別を受けて、どっちに転んでも苦しいなら親しい人のそばがいいというちょっと後ろ向きな理由で天麟のもとへ帰ってくる。そのへんの描き方がややシビアで際立ってると思います。でも馬鹿にされたらやり返す強さを手に入れていたり、異文化が流入して故郷の環境が変わっていたりと大足コンプが薄れる予感はあるので悲壮感は無く読後感はいいです。面白かった。 

  • 3巻目。完結です。

    不思議なおもしろさがありましたね。まぁ、不思議はたりていないって、前もかいたんですけども。そういう意味ではなくて、なんか、楽天的なところ。犯罪をテーマにしているので、暗くなりがちな話だと思うのですが。

    これで完結。実は、10巻ぐらい続いている気がしていたのですが、これで、3巻目だったのですね。

    けっこう最終巻ということで、オールスターキャストです。 最後は、アヘンを憎んで戦うことが、逆にアヘンを祖国に蔓延させることに……と、けっこうハードな展開でした。

    それでも、上手に重くならないところが、けっこう良かったです。

  • 終わってしまった。。残念。
    “龍陽君”の意味は寡聞にして知りませんでした。

  • 1巻発売から楽しく読ませて頂いてきました『龍陽君始末記』。3巻で完結とは、ちょっと寂しいです。とにかく各々のキャラクターがたっているので、もっといろいろな話を読みたかった!と、思ってしまうファン心理。でもラストのまとめがこうくるとは思わなかったので、読後感がとても爽やかです。内容を紹介しようとすると、…どうしてもネタばれになってしまいそうなので触れられません。が、ともかく、中国もの&ミステリー漫画の好きの方にはおススメします。
    ちなみにあとがきで「作品タイトルに『龍陽』の単語はマズイかと思ったら、編集部では誰も単語の意味を知らなかったので、あっさりOKだった」というのは(笑)。連載している間中にも一度としてつっこまれなかったそうですが、知人で中国もの好きな方々は皆「タイトルを見て思わず手に取るのに躊躇した」といってますが(苦笑)。今風に言えば「BL刑事?」という作者自身のつっこみも笑えます。ちなみに巻末にある1ページイラストはサービスカットなんでしょう…。頁めくっていた手が驚いて止まっちゃいましたよ!やってくれます、さすが龍陽君…。

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