炎人 (7) (ボニータコミックス)

著者 : 東山むつき

• 秋田書店 (2007年7月13日発売)

感想・レビュー・書評

[静華さんの感想 · 2010年2月7日]

『最後の晩餐』
　つい最近引っ越してきたという小田さゆり。彼女はかなりふくよかな体型をしている。救曰く「また一段と太った気がする」。日々多くの食を胃袋につめこむ彼女。何故彼女はこんなにも食に走るのか。それには、ある理由があった。

『ＢＲＯＴＨＥＲ』
　救の尊敬する漫画家が死んだ。自殺だという。しかし、救はそれを信じたくなかった。前日までアシスタントをし、連載が開始される自分に御祝いまでくれたのだ。何故彼が自殺など。救は煌に頼み込む。「どうして彼が自殺なんてしなければならなかったのか」――その理由を知りたい、と。

『天使の休息』
　今日はアリサの誕生日。アリサに渡されるたくさんのプレゼント。
　さて、煌のプレゼントは？

『愛しい女よ』
　幸せ絶頂の結婚生活。アンナと凡は、それを疑う余地すらなかった。アンナに忍び寄っていた病魔になど気づかずに。

『刃』
　希一の父は、一か月前に自殺した。リストラを苦に首をつったのだ。母はショックで床に伏せっている。父の敵をとるために、希一は出刃包丁を手に、父をリストラした人間を殺しに向かっていた。