姉のおなかをふくらませるのは僕(4): ヤングチャンピオン・コミックス (ヤングチャンピオンコミックス)

著者 :
  • 秋田書店
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784253140645

感想・レビュー・書評

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  • 今巻でも、私のお腹を膨らませてくれた。手を合わせ、感謝だ
    今更ながら、しみじみと思ったっつーか、気付いたんだが、私がここ最近、成年雑誌を読む際、姉ショタ系に興奮しているのって、この『姉のおなかをふくらませるのは僕』を読み、感想をコツコツと書き始めてからじゃないだろうか
    読み手の中に新たな扉を作り、知らなかった世界を見せてくれる力を持っているのも、イイ漫画の条件であろう
    この『姉のおなかをふくらませるのは僕』に宿っている色気はエロいんだけど、決して、下品さや下劣さがない。好感度を表す点数はちょい差があるんだけど、週刊少年ジャンプで好評連載中、『食戟のソーマ』と近しい好さがある
    え、どっちが上?・・・・・・まぁ、ぶっちゃけていいなら、『姉のおなかをふくらませるのは僕』ですね。料理の描写や、全力勝負の熱さなど、『食戟のソーマ』にも良さはある。しかし、ちょい、ストーリーが濃くて胃もたれするんだよなぁ
    コッチもくどいっちゃくどいけど、そこまで胃にダメージが来るってほどでもない。ストーリーの基軸が、あくまで、姉と弟のコメディで、それを料理が支えているからかな?
    成年漫画のように、絶好のシチュエーションでも一線を越えないってのも良い。青年漫画なんだから当たり前っちゃ当たり前なんだが、成年誌で萌えを充填している分、コッチはプラトニックな方がありがたい
    ただ、仮に、姉弟から男と女になってしまっても、私はこの作品を嫌いにならないし、軽蔑もしない。好き、を止められるほど人間の理性は強くない。二人に世間からの非難を受け止める覚悟があるのなら、自分のキモチに歯止めをかける必要はないんじゃないかな、と私は考える
    忍、京子ともに、調理技術が「天才」と賞せるほどズバ抜けている訳じゃなく、あくまで、平均より上ってのが、これまた、ストーリーに親近感を持たせるんだろう
    姉弟だけで、日常ストーリーを進めるのではなく、各々の友人と絆を深めている点も推すに値する。京子の方は同性とばかりツルんでいるが、忍の方は、まだ、性別を強く意識せず遊べる年齢だが、やはり、そろそろ、淡い恋心は女子に芽生えつつあり、その心の浮き沈みにもニヤニヤが止まらんね
    作中に登場するモノは、あくまで、家庭料理の括りに入るものばかりなので、材料と技量があれば、再現は可能だろう。個人的に「美味しそう」と「私でも作れるな」が両立したのは、第22話「ノットロールキャベツ」だった。胃に入れば一緒ってのは、少し乱暴な説ではあるが、的を射ているのも確か。確かに、肉はキャベツに巻かれちゃいないが、食欲を減退させる汚さは、この料理にない。むしろ、食欲が刺激され、食べすぎてしまうほどだろう、誰とは言わんけどw
    この台詞を引用に選んだのは、その通りだなぁ、と思ったので。この考え方は、他の作品でも挙げられているので、さほど珍しい訳でもない。けど、やっぱ、ストンと心にはまる。酸いも甘いも噛分け、色々なモノを乗り越えてきた梨由子さんが語っているってのも、説得力を高めているなぁ

  • 高校生組と小学生組の絡みほんと好き

  • 「アンタップ、アップキープ、ドロー」の一言で著者が何のゲームをやっているのかがわかってしまう…

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