ノーマン 1 (秋田文庫 1-34)

著者 :
  • 秋田書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784253171250

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  •  5億年前には月は地球以上の高度の文明が存在した。侵略者に狙われた月の王子は、超能力を持つ現代の地球人を選び、タイム・スペースワープを用いて召喚する。母を囚われにされた主人公は、月世界で侵略者と戦う訓練を受けるようになるが…。敵・地球の兄としてふるまう月星人、暗躍する敵のスパイ、敵・月星人双方とも個々人で思惑が違う等、登場人物やグループの謎を解き明かす手法で物語は展開。生殖も試験管ベビーのみで、愛、親子関係を持たない月星人には地球人の行動の理由は理解不能と、愛という定量化しえない感情の襞も抉り出していく。
    1968年初出。SF小説の歴史には詳しくないが、同時期、あるいはこれより前の時期に、本書ほどの内実を備えたSF小説があったか?。是非知りたいところ。一体、著者の創作の源泉・原点はどの点にあったのだろうか…。

  • 世界観というか話の展開が鬼才。
    母を思う子の感情も良い。

  • 戦隊SFモノ。ブッチ隊長とベガー所長のキャラが好き。お父さんのあっさり加減ときたら・・・!!

  • 初めからコレはどうなるのか?という不穏な空気(案内役の謎の男がいい味出しまくり)が漂い展開が読めず、ノーマン始め他のキャタクターたちの動向に目が離せない。冷凍保存された母親との再会にホッと一息。

  • 手塚治虫作品で一番好き。
    何度も何度も読み返したくなる。

  • この仲間!って感じがいい。ほかの手塚漫画は二人組か一人の主人公が多いのにちょっとちがう。

  • 全2巻

  • 全二巻。最後のほう、かなり衝撃的。

  • 文庫2巻分というあまり長い話ではないけれど、その中にかなり濃縮されています。SFもの、戦隊ものが好きな方は読むといいと思います。キャラも一人一人いい味を出しています。

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著者プロフィール

1928年、大阪府豊中市生まれ。「治虫」というペンネームはオサムシという昆虫の名前からとったもの。本名・治。大阪大学附属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、『ブラックジャック』『鉄腕アトム』『リボンの騎士』『火の鳥』『ジャングル大帝』など、国民的人気漫画を生み出してきた。

「2020年 『手塚治虫のマンガの教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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