黒薔薇アリス (5) (プリンセスコミックス)

著者 :
  • 秋田書店
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感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784253191951

感想・レビュー・書評

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  • レオの不在の中、さあ次はどうくるかなと思えばまさかの展開が待ち受けていました。
    「光る哉」。名前のように輝き放つ存在であった光哉のあの変わり様は…。自分の命と引き換えてまで彼を生かせたかった、生きて欲しかったアリスの念願と絶望がとても切なかったです。光哉、目が死んだ魚のようだった。好きすぎて、焦がれすぎて、自分を責めすぎて、もはや梓さんを本当に好きでいた頃のあの純粋無垢な感情はどこかへと消えてしまったようで。そんな光哉のことがまたとても切なかったです。
    そして少女漫画とは思えない光哉の下衆な捨て台詞、アリスへの愛と憎しみで自分の感情さえ抑制できなくなりつい彼女の顔を殴ってしまうディミトリ。さすが水城先生。思わず震えてしまいました(笑)
    しかし光哉のアリスへの執着はまた新たな不幸を生むのではないかと想像するだけで悲しくなります。双子のことも、アリスのもとを離れて北海道へ行ってしまうディミトリも。毎回思うことだけどみんな幸せになってほしいから。幸せと不幸の連鎖を果たしてアリスはどう解いていくか次巻も楽しみです。アリスは賢い女性だからね。

  • うほう。昔の恋人と再会して、ああいう展開になるとは。

  • 整套已購入~紀錄一下。
    喔 不過應該和巧克力職人一樣
    都會給友人E君~

  • 偶然にも静寂館で弾いていたアリスのピアノを聞き、光哉がアリスの前に現れる。光哉はなぜかアリスを一目で梓だと見抜き、彼女に執拗に詰め寄るが、アリスは事情を説明することはできない。

    愛する梓を失い、一人生き残った光哉は、生き残ったことを後悔するあまり登校拒否、両親は彼が原因で喧嘩が増え離婚、進学もせず光哉は孤独に生きてきたのだった。すっかり変わってしまった光哉の姿にアリスは彼を支えようと、つい一夜を共にしてしまうが…。

    まさかの光哉の再登場。いや再登場自体は予想の範囲内か。範囲外だったのは、梓が命を引き換えにしてまで救いたいと願った彼の性格が著しく歪んでしまっていたことで。これはさすがに報われない・・・

  • ここで出てきましたか、光哉。ずっといつ出てくるのか楽しみにしていたのですが、あんないやな男になって登場。
    思春期に好きだった女性に先立たれたというのは、やっぱり彼にとって凄い精神的にダメージを負わせたんですね。でも、その壁を越えないとだめなのに、なんてことなんだろう・・・。
    再会したアリスが凄いかわいそうだけれど、ディミトリの方がかわいそうなのだろうか。あの双子もいろいろあったみたいだし。登場人物のなぞがどんどん暴かれていって、話がどんどん分厚くなっているので楽しみです。

  • 一人、また一人と波乱を起こしては去って行くね。そのときは良かれと思って行動した結果が後々どんな結果を生むのかってのは誰にもわからないよね。だから梓(アリス)がこうやに対してした行為が悪いことだったとは思わない。でもそれがこうやの幸せになることは、どうやらなかったのかもしれない。

  • 自分の命をかけてまで好きだった光哉のことを、起きてから1度しか見にいっていないのは気になってましたけど、ここに来て、光哉と再会。
    しっかし、光哉の荒みようはすごいなぁと。目が死んでます。

    彼のためを思って生き返らせたのに、引きこもりになって両親は離婚、今はフリーターになっているということや、死んだ方がよかったと言われたら、ほんと梓がかわいそうです。

    姿が変わっても梓=アリスと理解している光哉はすごいと思いますけど、あの捨て台詞は最低。おかげで、彼を殺してしまうと、ディミトリが北海道に行っちゃうし、どう進むのか、続きが気になっちゃいます。

  • 心変わりとか、リアルで嘘が無い感じがいいな。愛は永遠…ってやってないのがいい。ディミトリや光哉の心の狭いところも許せるよ。

  • アリスの心の移り変わりが生々しい

  • ここ一番好きな漫画。
    ディミトリが早く北海道から帰ってきますように。
    続き気になる…

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著者プロフィール

漫画家。代表作に『失恋ショコラティエ』『脳内ポイズンベリー』。作詞や文章などの創作もあり、多方面で活躍中。

「2015年 『柘榴姫社交倶楽部』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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