ticheeseさんの感想
2011年6月5日
どん底を知って、それでも這い上がってこれた人間は強い。幕下「吽形」が見せた優勝決定戦は主人公「鮫島鯉太郎」に伝わっただろうか。おそらくは心の奥底には響いていたはずの教えを「吽形」は言葉でも「鯉太郎」伝える。 良い先輩だなあと思う反面、少々「鯉太郎」が恵まれ過ぎているようにも感じる。 私は虎城部屋の力士たちの方が好きだ。目に見える逆境ではなく、重苦しくて簡単には抜けれない環境に囚われた力士たちは、土俵で見せる姿が逆に自由で輝いて見えるから。
杉浦印字さんの感想
2011年5月10日
竹虎の最後の土俵に涙した後は、鯉太郎初めての挫折。ちょうどキレイなとこで巻が終わってくれて良かった。吽形最初から最後まで男前だ。
1976年に山形県酒田市で生まれ。漫画家のアシスタントをしながら自身も漫画を描き、2000年に第54回週刊少年チャンピオン新人まんが賞準入選。2004年からは、週刊少年チャンピオンで漫画「いっぽん!」の連載をスタート。2006年にストーリーが完結後、2009年から「バチバチ」の連載が始まり、2012年まで週刊少年チャンピオンで連載されました。