魔入りました!入間くん 16 (16) (少年チャンピオン・コミックス)

著者 :
  • 秋田書店
4.24
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本棚登録 : 663
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784253228961

作品紹介・あらすじ

リタイアと引き換えに、入間とクララの窮地を救ったアスモデウス? 皆の想いに応えて、入間は収穫祭で逆転優勝できるか…? TVアニメ全国放送中、週刊少年チャンピオンが誇る悪魔学校コメディの第16巻

感想・レビュー・書評

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  • アニメ二期も決定して絶好調な漫画の最新刊、収穫祭編完結。
    誰が若王になるかはほぼ予想できてたのでその意味での驚きはないが、それでもしっかり盛り上げて感動させてくれる。やっぱり入間のブレない真っ直ぐさが素晴らしい。友達想いで仲間想い、みんなが大好きだからこそそのみんなの想いを背負って前に進む。そんな彼だからこそ、「絶望なんてしていられない」セリフが響く……。
    収穫祭は二人一組のバディ戦でもあるのだが、その特性もちゃんと生かされていた。というか、早々に脱落したジャズとアロケルが裏で暗躍してたとは!!問題児クラスの団結力に気持ちよく一本とられる。
    問題児クラスの一人一人がそれぞれの個性を生かして最大限の成果を上げ、そして正当に評価される。大団円といっていい結末に思わずにっこり。
    さらに素晴らしいことに、この作品では蔑ろにされてるキャラクターが一人もいない。入間の対抗馬で万年二位のオロバスにも、ちゃんと救済が用意されている。ただ倒されるだけの悪役や貶められるだけの憎まれ役、いてもいなくてもどうでもいい脇役が存在しないので読後感が非常にいい。
    おまけ漫画でのエイコの扱いが象徴的だが、キャラクター一人一人に対し作者の愛があふれている。同じチャンピオン連載作品の「吸血鬼すぐ死ぬ」でも同様の感想を抱いたが、使い捨てのキャラや穴埋めのモブという概念がなく、出てきたからにはちゃんと意味があり、相応の見せ場が用意されている。
    だからこそ、安心して読める。
    端っこにチラッと映っただけのキャラクターにも自然と愛着が湧き、このキャラが不幸せになることは絶対ないと、作者に対する信頼が培われる。
    ちょっと本誌のネタバレになるが、問題児クラスからフェードアウトしてしまったかに見えたプルソン・トイ(おかっぱの男子生徒)だって音楽祭のキーパーソンとして関わってくるしスルーされてたのには不可抗力の理由があった。
    今巻を読み、さらにその事実を知り、以前よりもっともっと入間くんが好きになった。

    個人的に好きなのは141話、アリスママンのアムちゃんがハッスルする回。入間を諭す彼女の言葉には共感しかない……。

    「トモダチって全部言わなきゃいけないものなの?」
    「愛はね、お互いが幸せでないと成り立たないのよ」
    「そんな苦しそうにして言わなくちゃなんて……そんな義務ないのよ。それともやっぱり秘密があったら あなたたちはトモダチじゃあないのかしら……?」

    自分も前々から同じ事を思っていたので、全面的に支持したい。
    友人や恋人、いくら親しい仲だって言いたくないことはある。
    知られたくない過去や性癖、秘密がある。
    友達だから、恋人だから全部を明かさなきゃいけないなんて義務はないし、そんなこと位で決裂するならその程度の関係なのだ。

  • 記録用(返却済)

  • 最後のキリヲくんの表情…めっちゃ好き!
    こっちまで胸がキュンキュンするよ

  • 収穫祭のラスト!若王になるために奮闘してきたイルマくん達がとてもカッコイイ!特にアズくんが胸きゅんするほどカッコイイ!物語の展開もうまくハラハラとドキドキがたまらない巻!次巻も楽しみ!

  • ちゃんと一人一人が成長してて全力で挑んだ。自分の頭で考えて全力を尽くし次に繋げた。それが収穫祭終了後の各師弟の表情、行動に表れていた。あの終了後が個人的には最高に好き。効果音も台詞もない。だけどキャラクター達の声が聞こえてきそうなほど最高のシーンだった。今回の巻は自分史上最高の一貫だった。
    そして最後のあの彼の登場は滾った。もう本当好き。不穏な気配しかないけど超好き。再会が楽しみ!

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著者プロフィール

西 修(にし おさむ)
1940年、富山県生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業、同大学大学院政治学研究科修士課程(憲法専修)、同博士課程修了。政治学博士、法学博士。駒澤大学法学部教授をへて、現在、駒澤大学名誉教授。専攻は憲法学、比較憲法学。メリーランド大学、プリンストン大学、エラスムス大学などで在外研究。第一次・第二次安倍内閣安保法制懇メンバー。第34回「正論大賞」受賞。主な著書に、『現代世界の憲法動向』、『日本国憲法成立過程の研究』(以上、成文堂)、『日本国憲法を考える』、『憲法改正の論点』(以上、文春新書)、『図説日本国憲法の誕生』(河出書房新社)、『国防軍とは何か』(森本敏・石破茂氏との共著、幻冬舎ルネッサンス新書)、『憲法の正論』(産経新聞出版)、『いちばんよくわかる! 憲法第9条』、『世界の憲法を知ろう』『証言でつづる日本国憲法の成立経緯』、『憲法9条を正しく知ろう』(以上、海竜社)ほか多数。趣味は落語で、芸名は「またも家楽大」。

「2021年 『知って楽しい世界の憲法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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