- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784255004792
作品紹介・あらすじ
気鋭のコピーライター下東史明&アートディレクター小杉幸一がコトバとデザインでくりひろげる新しい「トレインの世界」。
感想・レビュー・書評
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白子BF
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日本全国のJR私鉄路面電車、さらに沖縄モノレールまでの車体カラーリングを抽象化してまとめた本。鉄分低め。配色のインスピを得たいときにパララとめくるべき本
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着眼やアイデアは良い。だが、印刷の色が現物と違いすぎるものが多々ある。もう少し色にこだわって印刷すべきなのでは?
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確認先:町田市立中央図書館
余計なことを言わなければ、の典型。
着目ポイントである鉄道車両の色彩感覚をストレートにまとめればいいものを余計なわき道に入ってしまい印象を悪くさせているのは偽りならざる事実である。
どういうことか。本書を手にとる読み手は、著者と同じ世界観を共有することはありえないしありえてはいけないのだが、下東は愚かにもその共有を前提視し、さらにその前提条件が読み手にとっての興味対象であるはずの鉄道車両の塗装とはまったくの別次元である「反共主義に距離を置けるか否か」という文字通りの「イロモノ」で識別しようと試みたことにある。
評者としてはこの識別ラインの設定には大いに疑問が残る。ただのページあまりだとするのならば、痛々しい己と鉄道車両の塗装の関係を読まされるほうがまだマシで、著者の祖父をおちょくりたいのならばまったく別の箇所、できれば祖父の葬儀の場ですべきであった。
巻頭で「想像力は知識に勝る」とはじめるのであるならば、「色眼鏡は無知より劣る」と記し、かつ著者自身の自戒にすべきであったのは言うまでもない。版元の責任と著者自身の総括は必須である。 -
うんうん、これこれって納得のトレインイロ&エッセイ。知らないヤツに乗りに行きたくなる。第二弾ヨロシク!