- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784255010014
作品紹介・あらすじ
日本から飛行機で少しだけ先、韓国のソウルではいま
毎週のように本屋が生まれ、毎日のように個人が本を出版する。
その多様性を牽引するのは、1980年代生まれが中心の若い世代。
彼らはどんどん独立して、本を通じた活動を広げている。
どうしてこんなに面白いムーブメントが日本で知られていないのだろう?
そこには「本の未来」が転がっているかもしれないのに。
書店主や編集者など、本の現場で果敢に実験を挑む
新世代 20人を訪ねてまわり、ロングインタビューを行なった。
感想・レビュー・書評
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第37回アワヒニビブリオバトル「本屋」で発表された本です。
チャンプ本
2018.05.08詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
かなり読み応えがあった一冊。
韓国という国のカルチャーが本屋から人から滲み出ていた。インタビュー形式から成るこの本から、リアルな一人一人のストーリーが伺える。
まさに本で旅をするとは、こういうことかと体感した。コロナにより海外への渡航が困難になった今、書籍を通してディープな国や街を知ることができた。いつしかこの本を片手に、ソウルの様々な本屋を訪れたり、人との交流を図ってみたい。
行動的で情熱に溢れた人々が、そこにいる。 -
これ読むと、韓国だけでなく、日本にも何か希望がもてる。
あらためて読むと、ソウルの本に携わる人たちは、日本より外に開いている感じ。上手く書けないけど。
この感じは映画にも音楽にも感じるのよね。
見据えてる世界が広いというか。
日本に微妙に欠けている部分。
独立系書店がどんどん増えてる今だからこそ、再読して欲しい本でもあるなあ。 -
日本から飛行機で少しだけ先、韓国のソウルではいま
毎週のように本屋が生まれ、毎日のように個人が本を出版する。その多様性を牽引するのは、1980年代生まれが中心の若い世代。彼らはどんどん独立して、本を通じた活動を広げている。
どうしてこんなに面白いムーブメントが日本で知られていないのだろう?そこには「本の未来」が転がっているかもしれないのに。書店主や編集者など、本の現場で果敢に実験を挑む新世代 20人を訪ねてまわり、ロングインタビューを行なった。 -
ソウルの小規模な書店、出版社などの経営者のインタビューをまとめた一冊。企画はとてもよいし、中味は面白かった。でも、本文の文字サイズが小さい(泣)。ただでさえ厚くて大きめの本なので、文字を大きくしたらちょっとした辞書並みに厚くなって、価格も上げざるをえない。だから、仕方ないのはわかる。でもね、このサイズの本文を読むのは疲れるよ。だから星3つ。
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ふむ
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10/4は探し物の日
「本の未来を探す旅」シリーズ、ソウル版。
本の現場で果敢に挑む新世代へのインタビュー集。 -
ソウルでは今、空前の本屋ブームだという。
インターネット、スマートフォンの普及率が日本よりもずっと高い中で、国民みんながスマホで検索して、HOTな店に足を運んでいるようだ。
本屋を起業する人達も30代の若い人たちばかり。多くが日本の本屋をモデルにしている。韓国の出版業界は一度滅びているという、そんな危機的な状況の後にやってきた波のよう。もしかしたら数年後にはなくなっているのかもしれない。それでも軽やかに、他にはない個性的な本屋を展開するソウルの街の産み出すパワーを感じた。
詩の専門店、読書会をメインにした店がおもしろかった。詩もブームになっているようだ。インスタに詩をあげている若者も多いとか。
日本にもそんな紙と活字を愛する人たちのブームがやってきたらいい。韓国のファッションやアイドルは若い子に人気だから。
でも、一過性のものでなく、末永く本が愛され残る事を祈らずにはいられなくもなった・・・。 -
本が売れないのはどこの国も同じなのか?
近頃、韓国の本屋さんが熱いらしい。大手出版社や書店勤務だった人たちが独立して小さな本屋を始めたり、出版社を一人で立ち上げたり、、、なんだか楽しそう。ものすごく勢いを感じます。
しかし、皆が皆共通して言うことは、「従来の書店どおり、本だけ売ってるのではやっていけない」とのこと。
なので出版社から直取引にしたり、イベント企画を催したり、いろいろと工夫をされています。カフェ併設は最近よくありますが、ビールの飲める本屋さんなど一度訪れてみたいと思えるところばかりです。
そして、何人かは「日本の書店を参考にした」との意見がありました。灯台下暗し!
意外なことに韓国はIT産業盛んなのに、電子ブックがあまり売れていないみたいです。日本と共通するところがあるんですね。
次は違う国バージョンも読んでみたくなりました。
図書館スタッフ(学園前):ぬこ
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帝塚山大学図書館OPAC
https://lib.tezukayama-u.ac.jp/opac/volume/861662