- Amazon.co.jp ・本 (148ページ)
- / ISBN・EAN: 9784255010090
作品紹介・あらすじ
明瞭(クリア)か不可解(ミステリアス)か、それが問題だ。
何事も第一印象がすべて。その見た目をどう判断し、どうデザインすれば良いだろう?
村上春樹作品(アメリカ版)の装幀でも知られる「世界一有名なブックデザイナー」が導入するのは「!/?」という基準だ。
第一印象に必要なのは、明瞭さ(!)か、不可解さ(?)か、その両方か。
ダブルクリップに地下鉄のポスター、ATMにタバコのパッケージ……
身の回りにある様々な実例から、自らのブックデザインへの応用例まで。
明瞭/不可解の尺度で世界の見方を再定義する、デザイン=認識の技術。
「デザインという枠におさまる本でもない。たぶんこの本は『視点』に関わることを伝えるための本だ」……寄藤文平(解説冊子より)
Small books, big ideas. 未来のビジョンを語る。
人気のTEDトークをもとにした「TEDブックス」シリーズ日本版、第6弾。
「第一印象にもとづいて、私たちは物事を判断します。そういうものなんです。ひどい、と思いますか?
子供の頃、誰しもこう聞かされましたよね。『見た目で判断しちゃダメよ』。でも私たちはそうします。
なぜなら、私たちは視覚重視の文化の中で生活していて、私たちの心はまず目に映るものに反応してしまうからです。
本当の問題は、私たちが判断することそれ自体ではなく、どうやって判断しているかです。〔…〕
デザインを例にとってみると、見た目で判断しちゃダメという決まりはまるで意味をなしません。そもそもの性質上、デザインは一目見た瞬間から判断を要求するものです。
デザインというのは、なんらかの問題を解決するためにあるからです。もし判断されなかったら……それこそ問題です」(本書より)
感想・レビュー・書評
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日常でややこしくてイライラしてしまうことって意外と多い。
それを解決するのは案外簡単なのかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
フォーチュンクッキーの作り方
紙はいい
インパクトを与える
いい印象を与える
舌をベーっとする -
デザインを明瞭<クリア>と不可解<ミステリー>のバランスメーターから解説していってます。
独自の視点を含め、なかなか面白かったです。 -
アメリカのブックデザイナーが、日本人作家の本を中身をちゃんと読んで装幀する。
なんとも不思議である。 -
デザインにおいて必要なのは明瞭さか不可解さか。
信号機、駅の掲示板は明瞭でなければならない。
でも人々を興味の対象に踏み込ませるために不可解さも重要な要素であること。
良いデザインとはその2つがうまくバランスがあり、人々を引き込みます。
著者であるチップ・キッドはニューヨーク在住のデザイナーで主にブックカバーを手掛けてます。
日本人の本だと村上春樹とか…。
本のブックカバーなんてまさに明瞭さと不可解さが重要ですよね。
あ、これ面白そう。とか読んでみよう思うのは本屋に行くと良いブックカバーの本だと思います。
ビジネス書のイメージがあるTED Booksですがページの半分はイメージになっててまた違った感じでおもしろかった。
物や空間のデザインにも明瞭さと不可解さが大切であるように自分のデザイン(ブランディング?)にも明瞭さと不可解さが大切であって、注目したくなる人は絶妙な人が多い気がしました。 -
貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784255010090