ヴァレリー･セレクション 下

著者 : ポール・ヴァレリー

• 平凡社 (2005年4月14日発売)

感想・レビュー・書評

[小豆雲さんの感想 · 2021年3月7日]

【図書館本】ベルクソンを読みたくさせる。また、デカルト愛を感じる。ヴォルテール、パスカル、マネ、ドガなど、フランスの本を読みたくさせる。

[Soma Oishi (大石宗磨）さんの感想 · 2020年9月25日]

ヴァレリー・セレクション〈下〉
(和書)2009年09月17日 22:45
2005 平凡社 ポール ヴァレリー, Paul Val´ery, 東 宏治, 松田 浩則


読み易くとても好感の持てる本でした。ヴァレリー全集が読みたくなった。ただ全集だと翻訳が古いらしい。図書館にあれば一読してみたい。

[Daijyu Henri Takeishiさんの感想 · 2020年2月3日]

p66 わたしは、芸術家が最終的に行き着くところは自然さだと主張したい。だが、自然さとはいっても、それは新しく生まれ変わった人間の獲得した自然さという意味である。自然発生的に表現が発露するというのは、征服の成果である。
p71 それに、夢と詩とを混同するという、現代に共通した過ちを犯さないように、常に注意しなければならない。
p76 所有とは、また、ひとつの認識でもある。