- Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
- / ISBN・EAN: 9784256984383
感想・レビュー・書評
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けっこう欲しい側の人間だけど、現実も知れるし、少し前向きになれた。
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このタイトル。手にするのは独身アラサー女としては躊躇する。家族やパートナーがもしこの本を読んでる私を見たらうろたえること間違いなし。
最近子供を産んだ友人が、カバーをかけてこそこそっと渡してくれて、家でこそこそっと読んだ。
・・・別に堂々と読んだって良いはずなのに、なんでだろう?
それだけナイーブな話題。でもそれだけ多くの女性にとって「どうでもよくない」し、「なんか怖い」話題でもある。
子ども欲しいかもしれないし、
子どもできないかもしれないし、
子どもできても何があるか分からないし、
子供いらないと思ってたら歳をとってから欲しくなるかもしれないし、
パートナーはどう思うかな?家族は?友達は?
そして自分はどう思うんだろう・・・?
どうにもならない要素が多すぎて。
自分が願うようになるか分からなくて。
内容は、子どもが欲しいかもしれない人・欲しくないかもしれない人・欲しかった人・同性愛の人・・・色んな立場の人の思いや悩みが等しく書かれているので、安心して手に取って欲しい。
こそこそっとでも良い。是非同じように「自分どうしよう?」と悩んでいる人に読んで欲しい。
男性にも是非読んでほしいけど、
この本を手に取る勇気が出せる男性は、その時点でだいぶ理解のあるひとな気がする。
私自身は、こんなにたくさん向き合ってたくさん悩んで生まれてくるって、子供を産むことって素敵だなって思った。
色んな立場の人への等しいリスペクトや愛が感じられて、素敵な本だったし、犬山さんって素敵な人だな。