- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784259545208
感想・レビュー・書評
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ある時期、税所弘先生の本を書店で見つけると購入していた頃がありました。
しかし、以前出した本からの引き写しが多かったり、家の出自の自慢が入ったりして純粋に楽しめなくなっていきました。
税所先生の著書は多いけど初期の本は評価できるけど後期の本は粗製乱造気味ではなかったかというイメージがありました。
今回改めて本書を再読すると、以前の著書からの引き写しが少なく本書オリジナルの文章が多く、家柄自慢の記述もなく、力が入ったものでした。
内容は、税所先生のテーマである早起きと精神の健康について。
以前の著書『「モーニングケア」の方法』のように、本格的な精神医学的見地からの解説が充実しています。
『「モーニングケア」の方法』よりも文章がこなれていて、円熟味が加わっています。
私などは『うつ病は神がくれたメッセージ』からの読者なので精神医療の記述があるのは当然だとは思います。
しかし、本書のタイトルは『朝型人間のすすめ』。うつ病だとか精神医学関係なしに単に早起きや朝活の話題を読みたくて本書を読んだ方の中には本格的なメンタル医療の解説に戸惑った方もいらっしゃるのではないでしょうか。その辺、もう少しタイトルに工夫できたのでは?
本書では、税所先生の著書恒例の早起き人間紹介コーナーで、竹内均先生が登場しています。
今の方は知らないかもしれませんが、竹内先生は私が若い頃はNHKの教育番組にも登場していたし雑誌『ニュートン』の編集もされていたし、超有名なタレント学者でした。
竹内先生は21時に寝て4時に起きていたそうです。7時間睡眠ですね。エジソン型でもアインシュタイン型でもないけど、どちらかというと平均睡眠時間より多いタイプではないでしょうか。
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