人が集まるチラシの作り方: 実例でよくわかる!

著者 :
  • 家の光協会
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784259547479

感想・レビュー・書評

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  • チラシ制作のデザインのコツなんかが書いてあるのかな、と思って読んでみたら、もちろんコツもかいてあるけれど、むしろ企画段階でどうやったら人を集められるか、などに言及していて、予想以上に面白く、ためになった。
    人が集まらない組織の言い訳ベスト3というのが、
    1、開き直り(講師の話を聞かない方が悪い、自分たちは正しいことをしているからいつかは報われる、人が集まらなくてもやることに意義がある、等)
    2、市民の意識が低いから(意識を持っていない人にこそ参加してもらわなければならないのに、企画やキャッチコピーや広報の方法などを反省しない)
    3、天気が悪かった(雨でも晴れていても天気のせいにする)
    これには耳が痛い思いだった。
    人集めには3つの法則があるとのこと。
    一つ目は「チラシには主催者の目的を前面に出さない」(市民が興味のない目的を前面に出さない)
    二つ目は「対象者を徹底的に絞る」(年代や性別によって、価値観や興味も違うため、フォントや文字の大きさなども変わってくる)
    三つ目は「タイトルにこだわる」(具体的で、参加者にとってメリットがわかる、ゴールの見える断定のタイトルにする)
    手直しを加える前のチラシと修正後のチラシを並べて解説しているため、とても分かりやすかった。
    同じ内容でもチラシのデザインひとつで申込みがかなり増えるようで、ポイントを押さえたチラシ作りはとても有効だということがわかった。企画者目線ではなく、参加者目線に立って、どういった切り口であれば分かりやすいか、興味を持ってもらえるか、客観視することがとても大切。しかし、企画ありきであるということが大前提であることを忘れてはならない。
    手元に置いて、何度読み返したくなる本だった。

  •  まずは企画ありき。講演会やセミナーで集客するには、主催者が熱意をもって取り組み、ターゲットを絞る、内容を充実させることが肝心。
     そのうえで、集客に貢献する「魅せる」チラシを作る。キャッチコピー、レイアウトにひと工夫を加えるだけで、ぐっと申し込み率が上がるという。

     チラシの原案、完成稿が数多く掲載され、何をポイントにどこを直したか、細かく説明されている。成程、完成稿のほうが断然アピール力がある。

     とても参考になった。

  • チラシは受け取る人の立場に立って、対象者のゴールが明確に伝わるものにする。

    ・ウリは箇条書きで3つ。読ませるよりも見せる(魅せる)
    ・読ませどころは明朝体。

  • ライフワークでイベントのチラシを自分やチームで作ることがあり、とても参考になった。
    実例を、改善すべき点と一緒にビフォアアフターのチラシを含めて載せてあり、目からウロコ。
    年齢や性別に合わせてどうするのが効果的か、何を強調し何を省くべきなのか、わかりやすく説明されている。
    主催者の思いでなくお客様(ターゲット)にとってのメリットが大事、と頭ではわかっていたつもりだが、自分も含めてなかなか実践できてないものだと実感。。
    日頃からチラシや雑誌の表紙を見て、日々よいフレーズもストックしようと思った。
    図書館で借りたが、手元にも置いておきたい。

  • 仕事でチラシを作るので、すごく気になる本でした。
    チラシ作りのポイントを取り入れながら、作り始めています!

  • It is important to listen to the opinions of people who are close to the age of the event participants and make flyers.

  • 私は社内で似たような講座をちょこちょこ受けているので、タイトル文字と本文文字のメリハリとか配置のゴールデンスポットなどは既知でしたが、企画の立て方や、修正前と後を並べてのポイント解説はとてもわかりやすいです。
    しかもその例が多い。

    タイトルだけだとわからないと思いますが、レストランなどの飲食店系の集客チラシではありません。
    (表紙の煽りには「講座申し込み率300%アップ!」と書いてあるので表紙があればわかるのですが)
    実例は主に著者が関わっている大田区男女平等推進センターの講座や、添削依頼のあった官公庁関係(市役所各課、NPO法人、農協、社会福祉協議会、青年会議所、保健所、公共図書館)のものが多いので、そういった業種の方には特にオススメです。
    お役所チラシのダメあるあるが認識出来ると思います。

    装丁・本文デザイン・DTP / Ten Ten Graphics

  • 集客力は元をたどればマーケティング

  • 「参加したい!」と思ってもらえる、集客できるチラシづくりのツボが実例満載で紹介されています。

    チラシでも、ブログでも、ついつい「自分が言いたい事」に意識が向かいがちですが、「お客様が聞きたい事、欲しい情報」をどのように届けるかが具体的に分かります。
    イベントなどのチラシをワードで作っている方にはおススメ。

  • 単なるヴィジュアル面からのチラシの作り方ではなく、ターゲットの見極めから語彙の選択など、かなり視点の深い内容。
    もともとが男女共同参画関連の企画がソースとなっているので、女性対象の企画の練り方などについても大変参考になる。

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著者プロフィール

福岡県出身。NPO法人男女共同参画おおた理事長。2003年4月から大田区の男女平等推進センター「エセナおおた」の活動に参加、講座企画運営に携わる。1年目に企画した講座のほとんどが定員割れ、原因を徹底的に分析し、新たな発想で臨んだ結果、04年度から企画した講座のほとんどが定員オーバーに。その企画力と広報についてのノウハウをまとめた『人が集まる!行列ができる!講座・イベントの作り方』(講談社+α新書)は講座担当者のバイブルとなった。現在は年間100ヶ所以上の講演をこなし、多忙を極めている。

「2013年 『実例でよくわかる!人が集まるチラシの作り方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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