精神科診断戦略: モリソン先生のDSM-5徹底攻略case130

著者 : James Morrison 松崎朝樹

• 医学書院 (2016年5月30日発売)

作品紹介・あらすじ

診断はチェックリストではない。DSM-5を生身の患者に当てはめるために、あなたは何を知るべきか。シリーズ累計20万部★★★★★！米国で熱く支持されるベストセラーが遂に翻訳。優れた臨床家であるモリソン先生が、130を超える症例を示しながら診断の道筋を徹底解説。「Dを見逃すな！」、「マリーを診断せよ」…モリソン先生の面白くて役に立つ超具体的な診断学講義。理論的で戦略的な精神科診断学を身につけよう！

感想・レビュー・書評

[高岡正和さんの感想 · 2016年10月28日]

その患者さん、本当にその病名でいいの？？
精神科の診断基準そのものが非常に危ういなか、
診断戦略がケーススタディ形式で書かかれた本。

診断基準に当てはめるのではなく、
診断基準を診断に役立たせるという当たり前のことを
忘れてはならない。

６００ページほどあるので気軽に読める本ではないですが、症例をたくさん挙げながら解説が進められていくので、
読みたい疾患群のところだけを抽出していくように読んでいけば、するすると読めて楽しいです。

[市中病院図書委員会の中の人さんの感想 · 2016年8月16日]

WM141

『診断はチェックリストではない。DSM-5を生身の患者に当てはめるために、あなたは何を知るべきか。シリーズ累計20万部！ 米国で熱く支持されるベストセラーが遂に翻訳。優れた臨床家であるモリソン先生が、130を超える症例を示しながら診断の道筋を徹底解説。「Dを見逃すな！」「マリーを診断せよ」など、モリソン先生の面白くて役に立つ超具体的な診断学講義。理論的で戦略的な精神科診断学を身につけよう！』

序章
第1章　神経発達症群/神経発達障害群
第2章　統合失調症スペクトラム障害および他の精神病性障害群
第3章　気分障害
第4章　不安症群/不安障害群
第5章　強迫症および関連症群/強迫性障害および関連障害群
第6章　心的外傷およびストレス因関連障害群
第7章　解離症群/解離性障害群
第8章　身体症状症および関連症群
第9章　食行動障害および摂食障害群
第10章　排泄症群
第11章　睡眠-覚醒障害群
第12章　性機能不全群
第13章　性別違和
第14章　秩序破壊的・衝動制御・素行症群
第15章　物質関連障害および嗜癖性障害群
第16章　認知障害群
第17章　パーソナリティ障害群
第18章　パラフィリア障害群
第19章　臨床的関与の対象となることのある他の要因
第20章　患者と診断

付録　重要な表
　機能の全体的評定（GAF）尺度
　精神障害の診断に影響を及ぼす身体疾患
　精神障害を起こしうる薬剤の種類（または名称）