循環器ジャーナル Vol.67 No.1: 循環器の現場からの検証:そのエビデンスを日本で活用するには?

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  • 医学書院
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784260029544

作品紹介・あらすじ

本特集の目的は、世界的にある一定の評価を得ている国際的な臨床研究(多くは大規模RCTだが、一部、観察研究やレジストリも含む)によって方向性が得られている結果を取り上げ、はたしてそこから派生した結果がわが国の医療現場で活用することができるのか、ということを論じることを主眼とした。そして、もしわが国の現場で活用できないのならば、どこが課題となっているのかというところの検証をも行うことを目的としている。2019年を迎え、循環器領域でも様々な分野においてなされた臨床研究(主にRCT)に対してきちんと向き合い、わが国の現場や患者さんに対してどうその結果を落とし込んでいくか考える時期に来ている。頭ごなしに「試験の結果はどうあれ現場では」とか「欧米と日本は違うから」というところで議論を打ち切るのはもう止め、建設的にエビデンスに対してはわが国の現場のデータで議論や反駁を行っていく時期が来ているように思われる。こうした世界スタンダードとされるエビデンスに正面から向き合い、日々の回診やカンファレンスなどでの建設的な議論へと繋げていくことが、わが国での診療のさらなるレベルアップにつながるものと編者は信じている。

著者プロフィール

香坂  俊
慶應義塾大学 医学部循環器内科 専任講師 同 医療科学系大学院 臨床研究部門 プログラム責任者


1997 年   慶應義塾大学医学部卒業後、国内で初期研修
1999 年   米国セントルークス・ルーズベルト病院 内科レジデント
2003 年  同 チーフ・レジデント
2004 年  米国ベイラー医科大学 Texas Heart Institute 循環器

「2016年 『極論で語る睡眠医学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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