定本大山の駒落ち

著者 :
  • 池田書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (430ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784262101033

感想・レビュー・書評

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  • 駒落ち(ハンデ戦)の定跡解説。中古で入手。
    駒落ちでは作戦が種々ある。何を選ぶかは自由だが、本書では「力のつく戦法」のみに絞って解説している。
     
    【感想】
    ・分厚い。
    ・「力のつく」ということは「鍛えられる」ことでもあるし「すぐには勝てない」ことなので、継続的に将棋の指導を受けられる環境にあることが、本書読者の理想的な条件。


    【目次】
    まえがき
     ・駒落ち戦は、勝負の興味を深くする
     ・駒落ちは、主なものに七種類ある

    余興将棋“歩三歩(ふさんびょう)”

    八枚落ち

    六枚落ち
    ・下手9筋攻め
    ・上手の非常手段(8四歩取らせ型)
    ・△4二玉型(下手1筋攻め)

    四枚落ち
     ▲1七桂速攻
     (▲2五桂端破りの型|上手が▲2五桂を消す型|上手が迎え撃ちの型|上手が1筋の歩交換を嫌う型)

    二枚落ち
     二歩突っ切り戦法
     △5五歩止め戦法
     上手の力戦型
    飛香落ち
     ・▲1七桂跳ね戦法
     (基本型|基本型の変化|△2三銀型)
    飛車落ち
     ▲右四間飛車定跡(△3三角型|△3三桂型)
    角落ち
     下手矢倉
    (上手の速攻型|下手攻防戦に勝つ|上手の守勢型)

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著者プロフィール

岡山県倉敷市生まれ。小学校卒業と同時に木見金治郎将棋九段の内弟子になる。
昭和15年に四段に昇進、軍隊を経験した後、昭和22年に七段に昇段。昭和25年に木村名人に勝利し、名人位を勝ち取る。昭和29年に出場した全棋戦を制覇、続いて5期連続名人位を保持し、15世永世名人の資格を得る。
「受けの達人」として一時代を築いた。名人通算18期は歴代最多であり、タイトル獲得数通算80期は歴代2位の成績である。
東京、大阪両将棋会館の建設に尽力するなど日本の棋界の発展に大きく貢献する。平成4年7月逝去。
著書に『大山流勝負哲学』(産業能率大学出版部)、『配水の陣で生きる』(光文社)など多数。

「2023年 『新装版 不動心論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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