- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784262155876
作品紹介・あらすじ
◎教材としても使用することが出来る、整理された内容
◎アリエリー、カーネマン、トベルスキー・・・
学者による数々の理論を体系的に大整理!
【行動経済学とは】
人間の不完全な行動を心理学の理論や分析手法を応用し、経済学に取り入れることで人間や企業などの経済主体の行動や金融市場の動きを解明する学問です。
時代の変化、学問が移り変わる中で実にたくさんの理論が発表されました。
「認知バイアス」「認証バイアス」「確証バイアス」「正常性バイアス」「現在バイアス」……
本書は、これらを体系的に整理し、研究者名も含めて背景まで紹介します。いろいろな概念をマンガで紹介するので、楽しく理解が進みます。いまとこれからの行動経済学の基本知識が、きちんとわかる1冊です。
感想・レビュー・書評
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この本のお気に入りポイント
行動経済学の本はマンガを含めて何冊か読んできた。
もちろん多くは内容が重複しているが、この本は昨今の株価上昇やロシアウクライナ戦争に関するものが少しではあるが入っている。
行動経済学の未来についても言及しておりページ数にしては充実していた。
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人間の脳の働きって単純で、だからこそ世の中の経済はうまく回るようになっているんだと感じた。
ほとんどマンガだったのでスラスラ頭に入ってきた! -
岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00651409
「行動経済学」とは、平たくいうと「リアルな人間行動にもとづく経済学」です。
私たち人間は普段あまり考えないで行動するようにしていて、それに気づいてさえいません。
リアルな人間行動は、ときに合理的であり、ときに非常に不完全です。
うまくいった経験を安易にくり返し、得をするより損をすることのほうを極端に恐れ、そのくせ、目の前にある誘惑に簡単に踊らされたりします。
本書は、ダン・アリエリーやダニエル・カーネマンなど数々の行動経済学者が提唱した理論を整理し、さらにこれからの「行動経済学3.0」への展望まで、マンガを用いてわかりやすく解説しています。
本書を読み進めていくと、自分の行動のことも、身のまわりの人の行動のことも、より深く理解できるようになり、そうすると、イライラしたり不安になったりすることがずっと少なくなり、どのように対処すればいいかを、前向きに考えることができるようになります。
行動経済学は不可解な経済社会現象の理解だけでなく、さまざまな社会的課題を解決する道具としても注目されています。
人間行動のくせや特徴を巧みに利用することで、健康的な行動や協力的な行動を促したり、不正や犯罪を防いだりすることに成功する事例も多く報告されています。
人間は迷うこともあれば間違えることもあります。
だからこそ、人間らしく、愛おしいとも感じます。
人間行動の奥深いメカニズム、ぜひ楽しみながら本書を読み進めてください。(出版社HPより) -
行動経済学について簡単にわかりやすくまとめられている。多分ほんと上澄みだけなんだけど、おもしろい。動物の脳と人間の脳。
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営業の仕事に直接的に活かせる技術やテクニックを期待して読んでいたのもあり、少し内容の違いに戸惑いましたが知識としてとても面白かったです。
内容としては、人間がよく取る、よく見る行動に対して、どのような理由、原因があるのかを解説してくれます。
最近だと、コロナ禍においての行動の心理や理由がわかるのでとても身近にある分野だと感じました。
この本で学ぶことで少しでも自分の行動理由に気づく事ができ、より良い生活を目指せる気がします。 -
人間の習性というか、曖昧さみたいなもが科学的に解説されていて分かりやすかった。
行動経済学ですが、読み終えてそのままビジネスに活かせるかどうかは微妙なところです。
しかし、読む価値を感じましたし、私生活で色々と活かせる知識が結構ありました。 -
小難しい単語は出てきますがマンガと、挿絵が多くてスラスラ読めました。
自身の行動や、周りの行動を思い浮かべながら読むと、理論的に説明がつくんだなと再認識できます。 -
人間脳と動物脳があることを理解する