サッカー日本代表をディープに観戦する25のキーワード

著者 :
  • 池田書店
3.88
  • (3)
  • (2)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 24
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784262163970

作品紹介・あらすじ

ブラジルのタクシードライバーが言った「日本サッカーは“イノセント”だ」と。
なんと的確に表現した単語だろう。そう、日本サッカーには何かが足りない。
でも、だからこそ、ここまで来れた。(本文より)
本書は、日本代表戦を面白く観戦するための10のキーワードを紹介します。それをもとに、誰もが気になる「日本は、W杯で勝てるのか?」を予測!TVの解説も楽しいけど物足りない、だけど、専門家の解説だとマニアックすぎてついていけないそんな人のためのサッカー観戦本です。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ザックジャパンの2013年までの試合を考察し、W杯への展望と問題点をまとめた本。とくにセルビアとベラルーシ戦の2連敗からオランダ・ベルギー戦について細かく書かれています。
    わたしはニワカのサッカーファンなので、書いてあることをふむふむと読んでしまうだけですが、注目のプレーを図解つきで解説してあって、とてもわかりやすかったです。
    選手には誰にでも長所と短所があり、相性もあって、それが戦術でどう生きてくるのか。サッカーは11人でやるからこそ、そこがすごく難しいところなのだと実感しました。

  • サッカー雑誌ライターが、今の日本代表の戦術・個人の特徴・課題を解説した本。直近1年間の試合をネタに、失点したシーンや攻撃に失敗したシーンの原因を、解説図付きで紹介してくれているので分かりやすかった。

    印象に残っているのは、各ポジションのベストメンバーを揃えたのが最強チームになるわけではなく、監督の戦術、選手同士の相性が重要なのだということ。(例として、FW柿谷の台頭でトップ下の本田の動き方や右サイドバックに求められる資質が変わってきたらしい)

    そして、日本人のサッカー応援スタイル(海外と比べ、失敗した選手をあまり批判せず、相手チームへのブーイングも控え目)は世界に誇っていいという意見、僕も同感。サッカーが強くなることで日本人の「相手を思いやる」という美点を失くしちゃダメだと思う。

    評論家の中には、日本選手をけなしてばかりで建設的な意見を言わない人もいる気がするけど、この著者は良いところは褒め、悪いところはダメ出しして対策を述べてくれているところが好感持てた。著者はもっといろいろ上級者向けの本も書いているようなので、他の本も読んでみたい。

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

1979年12月1日生まれ、岐阜県出身。プレーヤー目線で試合の深みを切り取るサッカーライター。著書は『サッカー観戦力 プロでも見落とすワンランク上の視点』(東邦出版)、『サッカーは監督で決まる リーダーたちの統率術』(中公新書クラレ)など多数。

「2022年 『サッカー指導者は伝え方で決まる 机上は緻密に、現場は柔軟に』 で使われていた紹介文から引用しています。」

清水英斗の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×