たぬきの花よめ道中 (えほんのぼうけん 85)

著者 :
  • 岩崎書店
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本棚登録 : 239
感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265081554

感想・レビュー・書評

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  • 「皆さん、忘れ物はありませんか? 心を引き締めて下さい」「決して目立たないように。皆さん、化けますよ。化けていることを忘れないように!」・・・さあ、今宵は<あさぎり姉さん>の目出度いお嫁入りの日だ。 何処に嫁に行くかっていうと、大都会のど真ん中だよ!どんな処だって、住めば都。 愛があるから、大丈夫ってんだ。 泣けてくらあな。 めでた、めでた~のよお~♪・・・民謡「長持唄」のメロディが流れる〝狸の花嫁道中〟は、<町田尚子>さんの、愛くるしく幻想的な絵に酔い痴れる。

  • 絵だけでみると結構怖いですが、べらんめぇ調でバランスが取れてる感じ。妻の実家が遠いので、ストーリーとリンクし、少し申し訳なくなる気もおきます。なので、夫の実家に近いところに暮らしている女性は、こどもに聞かせるふりをしながら、夫に読むといいと思います。

  • 最上一平文、町田尚子絵による絵本。とにかく狸たちの絵が可愛い。
    人間に化けて都会をゆく狸たちの中で、中年狸と赤ちゃん狸の2匹だけ、上手く化けられていないまま話が進んでいくのがユーモラス(本文の中に一切言及がないので、町田尚子の独創なのかもしれない)。絵の端にときどき、町田尚子の飼い猫「白木」(絵本『ネコヅメの夜』の主人公)が描かれているのにも、くすりとくる。

  • タヌキの花嫁さん御一行。
    人の姿で電車を乗り継ぎ、人で溢れる都会へ。

  • 絵がとても綺麗で愛らしい。
    ストーリーはよくある普通の話なのだけど、使われている言葉や表現が素敵でユーモアがある。絵にもユーモアが隠されていて、見ていてくすっと笑ってしまう。子供も、ここ、大変だよ!とページをめくるたびに大盛り上がり。
    この本は大切にしようと思う。

  • たぬきのお姉さんかわいいです

  • いまどきのたぬきの嫁入り
    都会を通って物見遊山、絵もかわいい

    24回日本絵本賞

  •  最上一平・作&町田尚子・絵「たぬきの花よめ道中」、2018.3発行。

  • 装丁/椎名麻美

  • お嫁さんは、大都会のどまん中という「大へんぴ」なたぬきと、どうやって出会ったのかな?皇居をイメージした。見返しのところのイラストがかわいい。絵を描いた人は、絵本作家だけどマンガも描けそうだと思った。

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著者プロフィール

1957年山形県生まれ。児童文学作家。読み物の作品に『ぬくい山のきつね』(新日本出版社/日本児童文学者協会賞、新美南吉児童文学賞受賞)、『じぶんの木』(岩崎書店/ひろすけ童話賞受賞)、絵本の作品に『たぬきの花嫁道中』(岩崎書店/日本絵本賞受賞)、『いのちがかえっていくところ』(童心社)、『すずばあちゃんのおくりもの』(新日本出版社)他多数。

「2023年 『じゅげむの夏』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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