- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784265081790
作品紹介・あらすじ
秋のおわり、雪虫は森から街まで、あらゆるいきものたちに冬の訪れを知らせにゆきます。
ある一匹の雪虫も、りすやくまのおやこたちのところへ伝えに行きますが、もうすでに知っていたようです。
せっかくきたのに…と落ち込む雪虫。しかし街につくと子どもたちが見つけてくれました。
そのとき、ある奇跡が…。
雪虫は北海道・東北地方で主に見られる虫で、アブラムシの仲間です。白くて、ゆっくりふわりと雪が舞うように飛ぶため、「雪虫」と呼ばれるようになったそう。
神秘的な雪虫を、鮮やかな季節の移り変わりと共に優しく描きます。
感想・レビュー・書評
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時期的には過ぎてしまったが、冬を告げる虫、「雪虫」の生態を、物語形式で教えてくれる絵本。
雪虫といえば、小説の情景描写にもよく使われて、幻想的で美しい印象があるが、実際にどういった生き方をしているのか知らなかったので、興味深く読めましたし、最後に詳しい解説も載っているので、読み聞かせする際に、子供も大人も楽しめるようになっています。
また、物語には、自分を必要としてくれる存在がきっといることを教えてくれる、メッセージ性を感じました。
絵柄については、表紙を見たとおりの、可愛らしくデフォルメした感じなので、小さいお子さんにおすすめだと思ったのですが、オープニングの、柔らかな陽射しが降り注ぐ、自然の風景の色が重なり合った画の美しさや、札幌大通公園の空から眺めた画は、それとはまた違った趣があって、大人が見ても強く印象に残り、このバランスの妙は面白いなと感じていました。
そうしたら、作者の松田奈那子さんは、アニメーション映画、「ジョゼと虎と魚たち」(昔、実写で観ました)の劇中画を担当されたとのことで、画像検索で見て、なるほどと納得いたしました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「ふゆが くるのを おしえてくれる ようせいさん」
北海道出身の作家さんの絵本。アブラムシの仲間の雪虫。私にも幼い頃から親しみのある昆虫。その生態はものすごく興味深い。ふゆなのにあたたかいタッチの絵本です。(4分)#絵本 #絵本が好きな人と繋がりたい #ゆきのようせい #松田奈那子 #岩崎書店 -
2y1m14d
冬なので季節ものの絵本の読み聞かせ。
ちょうどお散歩中に雪が降り始めて、雪を見れて良かった。
緑の草がかぼちゃに見えたよう。
町の太陽光パネルを見て、太陽光!と言っていた。 -
図書館から借りてきた。
1年生読み聞かせ用
お話も絵もかわいい。
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ゆきむしってなんかかわいいよね。最後に仲間と合流して楽しそうにしてる絵がすき。
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絵がとても美しいのが印象的。雪虫は実在する虫ということも知らず。巻末の解説で勉強にもなります。季節感を感じることのできる絵本です。
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雪虫の話。絵が可愛らしい。12月、雪が降る前に。
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2021.12.8 6-2
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森の中、街にも冬の訪れを教える「雪虫」。