美爆音!ぼくらの青春シンフォニー 習志野高校吹奏楽部の仲間たち

著者 :
  • 岩崎書店
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265840250

作品紹介・あらすじ

父と同じ音楽家の道をめざし小4で吹奏楽部に入部したハルカ。憧れの地元の名門、習志野高校吹奏楽部へ進み部長に。仲間たちと共に青春のすべてを音にかけ新たな夢を抱く。

感想・レビュー・書評

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  • 小4のハルカ少年が、音楽のまち習志野で吹奏楽と出会い、まっすぐにひたむきに仲間たちと切磋琢磨していくすがたがとても爽やか! 感動しました。

    ハルカが憧れて入学をかなえた習志野高校は、音楽とスポーツの名門校で、市民の宝もの、千葉県民の誇りです。そこで伝統を守りながら最高の演奏をすることに、青春のすべてを賭けるハルカたち。読んでいて何度も胸が熱くなってきます。

    クライマックスは2019年。
    ハルカは高3で、部長になっている。
    春には甲子園で「美爆音」をとどろかせる。夏も野球部を全力で応援し、甲子園と往復しながら最後の吹奏楽コンクール。ハルカたちは全国大会に進めるの? 最高の音楽ができるのか? プレッシャーの中で高校最後の夏が。。。。

    習志野高校の素晴らしいところは、高校生が市内の小中学生に楽器の技術を教えることが慣例になっていることですね。子どもたちの力もアップするし、市の全体、街ぐるみで音楽文化が育っていく。夢があって、夢を現実にする力のある、習志野市はいい街だなあと実感です。

    この本を読んで、習志野高校吹奏楽部がどうして長年こんなにスゴイのか、その秘密がやっと分かってきました。吹奏楽ファンのかた、音楽教育に興味のあるかたにもおすすめしたいです。

    でもシンプルに高校生が部活動に青春をそそぐストーリーが、ほんとうに爽やかで気持ちよくって、元気をもらえることうけあいです。

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著者プロフィール

「あるある吹奏楽部」シリーズで大ブレイク、『オザワ部長の吹奏楽部物語』(学研プラス)で「吹奏楽部ドキュメンタリー」という新ジャンルを確立。『吹部ノート』シリーズ(ベストセラーズ)ほかポプラ社、岩崎書店などから発刊の吹奏楽関係著書は20冊以上に及ぶ。朝日新聞「My 吹部 Seasons」、ぶらあぼ「ぶらあぼブラス」連載中。イベント・CD企画など吹奏楽に関わるあらゆる媒体へと活躍の場を広げる。近刊『吹奏楽バンザイ? コロナに負けない』(ポプラ社)、『吹奏楽新時代の指導メソッド』『旭川商業高校吹奏楽部のキセキ』(学研プラス)

「2023年 『空とラッパと小倉トースト』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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