- Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
- / ISBN・EAN: 9784265850419
作品紹介・あらすじ
ラズロは、暗闇を怖がる男の子。ラズロの家に住む暗闇は、ほとんどの時間を地下室で過ごし、ラズロの部屋を訪れることはなかった……その日までは。ある日、暗闇が「見せたいものがある」とラズロに話しかけてきたのだ。勇敢にもラズロは、その声に導かれるまま地下室へ……。
映画化された『世にも不幸せな物語』のレモニー・スニケットと、2012年MOE絵本屋さん大賞2位『どこいったん』のジョン・クラッセンが組んだ絵本に、『うきわねこ』作者の詩人・蜂飼耳が訳を付けた絵本。
感想・レビュー・書評
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暗闇というものが身近にあまりない現代ですが、「電気がつかなくなったらどうしよう?」という恐怖感はありますよね。
ラズロは「くらやみ」を恐れていました。でも「くらやみ」にやさしく呼びかけられて、仲良くなることができました。「くらやみ」の言葉が素敵です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
〝ラズロは暗闇が怖い。暗闇はラズロと同じ家に棲んでいる。ギイギイ軋む屋根、ツルンとした冷たい窓、幾つかの階段がある家に...「ラズロ」と、暗闇は言った。真っ暗な中で。「どうしたの?」ラズロは聞いた。「見せたいものがあります」暗闇は答えた...「さあ、もっとこっちへ」暗闇は、ラズロを真っ暗闇の地下室へと導いていった・・・〟暗闇の怖さは大人になっても怖い。ぞっとする感覚を思い出させてくれる<レモニ-・スケット>作、<ジョン・クラッセン>の絵による、暗闇の恐怖からオサラバする絵本。
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暗闇が怖いラズロ。暗闇はラズロの家の地下室にいて、夜にならないと出てこない。けれどある晩、暗闇がラズロの部屋へやって来た……!
図書館本。
人体や背景の描き方を見ると、確かにクラッセン。でもなんだか違って見える。お笑い要素が無いだけで、こうも印象が違うのか。
タイトルもラズロも暗闇を怖いと言っているが、この暗闇はちっとも怖くない。超紳士(笑)。ちょっと胡散臭いけどね。 -
ぼくも、暗やみがこわかった。
でも、今は、暗やみと友だちになれそうな気がする。暗やみがこわくないってわかったから、にげないで、近づくこともできる。
それから、絵がかわいい。暗やみと光が区別されているのが、おしゃれ。
地下室がうらやましい。(小5) -
子どもの頃、くらやみが怖かったな~と思い出しました。
挿絵も素敵。黒がとても効果的で。
子どもがもう少し大きくなったら、読んであげようかな。 -
外国の家は地下室が多いんだね
ホーム・アローンの家も地下室に洗濯機あったな -
5'30"
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ジョン・クラッセンの絵がいい。明るい所 暗い所 それに中間の所の描き方が上手いなぁー。
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黒を効果的に使った絵本。わけもなく怖いくらやみ。どこかホラー風にも感じ取れるので、夏にも良い。最後まで読むと怖くなくて、くらやみを近くに感じられると思うんだけれども。
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「くらやみはラズロとおなじいえにすんでいる」と、出だしから哲学的な印象。
途中、「」なしでくらやみについて説明されているところの読み方が難しい。
翻訳本なので、家の設定も日本とは違う。
日本の子どもたちなら、やっぱり一番こわいのは押入れじゃないかなあ。