ぼくのともだちは、あたまに はながさいている

  • 岩崎書店
3.80
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本棚登録 : 119
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (30ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265852031

作品紹介・あらすじ

ぼくの友達デイビッドは、頭に花が咲いている。デイビッドは、ふんわりしてて優しいんだ。
ぼくたちは、いつも いっしょに遊ぶ。
でも、ある日デイビッドの頭の花が散ってしまい・・・。

「ぼく」は、デイビッドの頭に花が咲いていること、その花が散ってしまったこと、その訳は問わず、悲しそうな友達のために胸を痛め、どうすればいいか考えます。
相手の事情を想像し、その立場にたってみること。
共感すること、ともだちにやさしい気持ちで寄り添うこと。
これらを、ちいさな子どもにもわかるように描いた絵本です。

感想・レビュー・書評

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  • 花が枯れちゃったのは冬だったんじゃない?と子ども達。
    こういう素直な感覚が良いよなぁと思った。

  • ※最後まであらすじが書いてあります。

    頭に花が咲いているデイビットは、ぼくの友だち。デイビットは、花びらのようにふんわり優しい。みんなもデイビットが大好き。
    ある日、ぼくがデイビットの花に水をやったら、花びらがとれた。次の日、デイビットが帽子を取ると、花びらが落ち、枝だけになっていた。みんなは、枝でけがをしたくないから、近づかない。ぼくは、紙で花を作って、枝につけた。みんなも花を作るのを手伝った。
    ある日、紙の花でいっぱいになったデイビットの頭に、デイビットの花が咲いた。そして、たくさんの花が咲き始めた。
    ぼくは、デイビットが困ったときのためにいつも、作った花をもっている。デイビットとぼくは一番の友だちだから。

    ※まず、この絵本の表紙がきれい。カラフルな花を咲かせたデイビットの顔が描かれている。その花も少し立体的だ。温かい気持ちになる絵。そして、絵本の中の色合いも優しい。絵本の中身も、もちろん温かい。
    ただデイビットのことを考え、行動するぼく。ぼくみたいな友だちがいたらいいなあ。いや、これはぼくをこう思わせるデイビットなんだろうな。人とのつながり方を理屈じゃなく、描いていると思った。
    また、ぼくのクラス(幼稚園?)には、肌の色や髪の毛の色が違う子。車いすの子。机の下に潜っている子。多様な子どもが描かれている。その中の一人として、デイビットが存在しているのがいい。
    作者は、イギリスの絵本作家。私の登録した絵本の中に、この作者の初めての絵本「アランの歯はでっかいぞ こわーいぞ」があった。この絵本も、好きな絵本。

  • デイビッドの頭にはたくさんの花が咲いている
    デイビッドはふんわりしててやさしい
    みんなデイビッドが大好きだ
    ところが、デイビッドの花がひらひら落ち始めた
    枝だけになってしまったデイビッド
    みんなは近づくと枝で怪我をしてしまいそうで、近づかない
    僕はいいことをおもいついた

    読み聞かせ時間は4分弱です

  • 心が洗われます。「ぼく」がただただ友だちを思う気持ちに胸を打たれます。そして、絵が本当にきれい!もはや芸術です。ブックデザインも含め、宝物になった絵本です。ちょっと元気のない友人や、進学や転校、転職など、これから新しい場所に行く方のプレゼントにもよいのでは。色とりどりの花が美しいので、表紙を見せて飾ると家の中が華やぎます。
    文字数多くないですが、ふしぎと何回繰り返して読んでも飽きません。本当におすすめです。

  • 4'45"

    友達を大切にする
    個性を認めあう

    少し難しい。
    深く考えすぎず
    感覚的に読む方が良いかも。

  • 頭に花が咲いているデイビッド
    途中枯れてしまって紙の花をつけるけれど、また咲いてくる

  • なぜ花が咲いているのかはわからないけど、いい話だった。花が散るのはどういうときなのだろう


  • 主人公:ぼく
    舞台となる年代・地域:イギリス 現代
    主題:多様性??思いやり?
    対象年齢:幼、小学生
    文章:僕の語り
    挿絵について:カラフルで魅力的 わかりやすい
    内容:頭に花が咲いている男の子はいつも元気でみんなの人気者だ、ある日花が枯れてしまい
    特記:表紙の絵が魅力的
    魅力的な点:異質ことも面白がる、自然に受け入れる世界観

  • なんで花がかれていったのかはたぶんふゆになって、花がかれちゃったからだと思う。

  • タイトルと表紙に思わず読んじゃった。なんだろうー。最終的なメッセージはわからなかった。お花はなんの象徴なんだろう。自分らしさだと思うけど。思春期の困難さも描いている?

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著者プロフィール

ジャーヴィス:絵本作家。イラスト、アニメーション、ウェブデザインなど多彩に活躍。はじめての絵本作品『アランの歯はでっかいぞ こわーいぞ』(BL出版)で、V&Aイラストレーションアワードの2017年ベストイラストレイテッドブックに選ばれる。ほかの作品に『もぐらのモリスさん おうちにかえりたい!』『トロピカルテリー』『クリスマスツリーをかざろう』(いずれもBL出版)など多数。イギリス、マンチェスター在住。

「2021年 『ついておいで フロー!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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