ひさの星 (創作絵本 7)

著者 :
  • 岩崎書店
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本棚登録 : 228
感想 : 36
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  • Amazon.co.jp ・本 (31ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265909070

感想・レビュー・書評

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  • そっと人に寄り添って、そっと命を終えていく。
    とても優しくて悲しい絵本。
    でもこんな風にそっと寄り添える人になりたいと思う。

  • 自分を認めているから静かにも自立出来るのかな

  •  秋田のむらでのおはなし。
     東の空に、あおじろい星がひとつ。むらのしゅうは その星を みるたんびに「ああ、こんやも ひさの星が でてる」という。
     秋田言葉が、心にしみます。

  • モチモチの木の作者。

  • 優しい子です(涙)

  • [台東区図書館]

    リサイクル本コーナーで。
    ひと目で岩崎ちひろとわかる表紙絵の大判本。筆者はモチモチの木で有名な斎藤隆介。言わずと知れた有名な本で、その存在も題名も表紙絵も知ってはいたけれど、実は読んだ記憶がなかった。そしてその記憶は正しく、読んでみたら初めてだった。

    主人公自身は全く出てこないまま、何ともやりきれない思いになるお話。どうしても滝平二郎の挿絵イメージとセットで思い浮かべることが多い筆者だが、この本では岩崎ちひろの絵が主役のように、ぴたりとイメージがはまる。筆者が後書きで「自分の命を捨てても守らなければならない!と声高く叫ぶことなく、黙ってその道を歩いてゆく人(一部改変)」を「ほんとうの強さのシンとなる星のしずくのようなやさしさを、岩崎ちひろさんはひさの姿を通して見事に描いて下さいました」と称するように、筆者の思いそのままを具現化した挿絵との協作は圧巻だ。

    筆者たちの名前を正しく書くために検索していて、斎藤隆介のモチモチの木や花さき山などは、この本と同じ岩崎書店の"創作絵本"という同一シリーズであったことを今更ながらに認識した。凝り固まった"日本らしさ"に固執している、と揶揄する人もいるかもしれないが、やはりこのシリーズのような、"日本の昔話らしい絵本"というのは名著だと思う。廃れず、しっかりと残して引き継いでいきたい。

  • この本は私が生まれた頃の作品で、
    ずっと家にあったので
    ときどき読んでいたのですが
    かなり怖いのです。

    いまだに、意味がわからなくて
    水死とか溺れるとか想像しただけでも怖い。
    死が怖い

    泳げなかったのも
    この本の影響ではないかと思うほどです。
    水が怖い。

    絵が怖いです。

  • 30年度 5-3
    5分

  • ひさの強さが悲しい。

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著者プロフィール

1917年、東京都に生まれる。明治大学文芸科卒業。1968年、短編童話集『ベロ出しチョンマ』で小学館文学賞、1971年『ちょうちん屋のままッ子』でサンケイ児童出版文化賞、1978年『天の赤馬』で日本児童文学者協会賞を受賞。ほかに『職人衆昔ばなし』『立ってみなさい』『ゆき』などの作品があり、滝平二郎氏と組んだ絵本、『八郎』『花さき山』『モチモチの木』などもよく知られている。1985年、没。

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