- Amazon.co.jp ・マンガ (424ページ)
- / ISBN・EAN: 9784267014482
感想・レビュー・書評
-
呂布との決戦を終え、玄徳と曹操は許昌へ凱旋
帝に謁見、同族であることが証明され玄徳は、帝から厚い信頼を受けるようになる
曹操の帝をないがしろにした専横ぶりに帝は心を傷め、血で書いた密詔を玉帯にひそませ、大臣の董承に曹操を撃つよう命じる
董承は、秘密裡に信頼できる同志を募り、玄徳も血判状に名を連ねる
この計画が事前に曹操にばれることがないよう、あくまでも表面上は平静を装い、農作業に没頭したり雷に腰を抜かす臆病ぶりを演じる玄徳
まるで主君浅野内匠頭の仇討ちを果たさんがため、遊興三昧に耽り周りの目を騙し通した赤穂の大石内蔵助さながらだ
曹操にばれはしないかと読んでいてもはらはらした
果たして計画は成功するのか、この結末は次巻へと続く
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
呂布を討った曹操は、献帝に劉備を目通しさせ戦功を奏上しますが、劉備が漢王室の血をひく者と知った献帝の厚遇を嫉妬するのでした。曹操の横暴を危惧した献帝は、曹操討伐のため忠義の臣を集うよう密書を放ちます。いっぽう袁術(えんじゅつ)は、兄の袁紹(えんしょう)を頼っていく途中で劉備の追撃により落命してしまいます。天子の玉璽(ぎょくじ)は曹操が手にすることとなり、敵対勢力と密謀者への締め上げが烈しく燃え上がるのでした。恐るべき曹操の権力への執念!
-
英雄論はいつ読んでも好き。袁術の最後は本当にみっともない。張飛も作戦することもあったんだ
-
三国志を読んだことが無かったので、とりあえず、漫画で読破してみた。
なのでシリーズ通しての感想です。
横山三国志なので、若干顔の作りが似通って見える。
また、蜀を主軸に置いており、その中でも桃園の義兄弟の絆を優先的に描く傾向がある上、連載の都合もあり、諸葛亮死後の蜀や、魏・呉・その他勢力のストーリーの一部が割愛されているように感じた。 -
曹操が全然死なないので不死身かよってくらいです。
-
面白かったーー!
-
割と手痛い敗北続きだった曹操も、呂布倒してから以降は結構やる男になって…という展開。そして劉備はやっぱ、かなり贔屓目に見ても、しれっと卑怯だわー。袁術の撃破だって、自分の手はあんま汚さないで自滅図ってるし、その後、平気で袁紹と組みつつ、曹操には「もちろんついていきますよーごろごろ」くらいの態度。合間に「雷こあい」エピソード入れてくるし。この巻では、張飛がまさかの策士モードに入って劉岱を捕縛し、この人、実はたまに酒乱じゃ無くなってる…?という疑問が生じたり。みんなとりあえず劉備の酷さについてそろそろ悟れよ。