- Amazon.co.jp ・マンガ (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784267014680
感想・レビュー・書評
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三国志を読んだことが無かったので、とりあえず、漫画で読破してみた。
なのでシリーズ通しての感想です。
横山三国志なので、若干顔の作りが似通って見える。
また、蜀を主軸に置いており、その中でも桃園の義兄弟の絆を優先的に描く傾向がある上、連載の都合もあり、諸葛亮死後の蜀や、魏・呉・その他勢力のストーリーの一部が割愛されているように感じた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読了。
常に孔明の策の方が司馬懿よりも上回っていると感じるが、味方がしでかして魏をとることができないってのを繰り返している。その上孔明に病魔が……。
しかも劉禅が超馬鹿。劉備は良い家臣には恵まれていたけど、自身の子供はうまく育てられなかったのね。先が思いやられるぜ。っつーかもうダメなんでしょー?孔明がヤバイんだから。
孔明死んだら蜀はもうダメだね。そうなったら推しメンは姜維と司馬懿になっちゃうかなー。
司馬懿も孔明も、互いに恐れて策にハマるまいと慎重だけど、周りが慎重過ぎると呆れたりして勝手なことしだしたりするのを、どうあしらうのかが重要になってくるね。
(170423) -
蜀対魏の続き。
攻めていいところまで行きながら、いすも引き返す孔明・・・
三国治めるどころが、巨大な魏を打つのは困難ぽい。 -
本巻では食糧確保の話が頻繁に出てくる。「腹が減っては戦は出来ぬ」のとおり、糧道の確保は戦いそのもの以上に重要なのである。戦いをメインとした歴史小説にはあまりスポットが当たることはないが、たまには「兵士がどのように食事をしていたのだろうか」と思いめぐらせてみるのもまた楽しい。孔明が成都へ引き上げる際に竈を大量に作らせたシーンがあったが、毎回、戦いの度に現地現地で竈を作っていたのだろうか。戦いに疲れた夜に空腹の状態で竈を作らねばならない兵士のハードさやいかに…。それとも料理専門の部隊があったのだろうか…。調べてみたい事柄である。
本巻のあらすじは以下の通り。
・孔明、魏軍が動かないため、動くように仕向けるため陣払い。魏の張コウ、追撃し、蜀は迎え撃ち、一大決戦。蜀軍優勢。張苞、前の戦いの負傷により逝去。孔明も吐血、漢中に引き上げる。
・曹叡、曹真より蜀攻撃を提案されて劉曄に相談するも、その話が簡単に漏れたため劉曄に説教される。曹真、司馬仲達、劉曄は漢中攻撃へ。
・孔明は回復し、王平と張嶷に迎え撃たせる。孔明が予言したとおり大雨が降り、魏軍は疲れ果てて引き上げる。孔明、それを追撃せずに再びキ山を狙う。司馬仲達はそれに気付き、曹真と賭けをして自身は箕谷へ、曹真は斜谷へ向かう。
・孔明、それに気付き、箕谷に向かう魏延と陳式に進軍を見合わせるように命ずるも、受け入れられず、魏軍の伏兵に敗れる。孔明、各将に命じてそれに対処、曹真は蜀軍に捕らわれる一歩手前で司馬仲達に救われる。
・孔明、命令違反をした陳式を死罪にするも、魏延は良将の少ない蜀にとっては必要のため不問。
・孔明、矢傷で臥せる曹真に挑発的な手紙を書いて怒り狂わせ死亡させる。
・司馬仲達、孔明に手紙を書き決戦を申し込み、胃水の岸にて対陣。魏軍は混元一気の陣、蜀軍は八卦の陣を敷き、知恵比べが始まる。司馬仲達、八卦の陣を打ち破ろうとするも、孔明の一工夫に破れず、7割の兵を失うなど大打撃。
・蜀軍の食糧輸送のコウ安、10日も遅れて到着したため斬罪にしようとするも、主君の李厳の顔を立てて打ち据えの刑に留める。が、コウ安は逆恨みし魏に投降。司馬仲達の命により、孔明が謀反を企てていると成都で言いふらす。
・その噂が成都で広まり、劉禅は孔明を呼び戻す。孔明、司馬仲達の追撃を防ぐため、退陣の度に竈を増やして欺く。
・孔明、劉禅に疑いを晴らし、犯人捜しをするとコウ安に行き着くも逃げられる。孔明、キ山に引き返す前に蒋エンと費イに劉禅の教育を依頼。
・楊儀、孔明に兵を二つに分けて100日交代というのを提案し、採用される。
・孔明、食糧確保として隴西地方の麦に目を付けるも、司馬仲達に悟られて隴西地方は押さえられる。孔明、鬼神の兵に化けさせ、影武者を使い魏軍を翻弄する。
・司馬仲達、孔明の籠る鹵城を総攻撃するも、姜維、馬岱、馬忠、魏延などが城外より魏軍を攻撃。司馬仲達、命からがら逃げ延び、上ケイ城に閉じこもる。
・魏軍、蜀軍の退路を断ち、孔明を鹵城に孤立させようとするも、孔明に見破られる。蜀軍、100日交代の期限が来たため孔明は帰そうとするも、兵の士気がかえって上がり、奮い立って魏軍を叩く。
・孔明、李厳の手紙より呉が魏と同盟を結んだと聞き、総退却する。